- 応急処置は「止水栓を閉める」「溢れた水を拭き取る」「ラバーカップまたはお湯でつまり解消」の3ステップ
- トイレから茶色い水が逆流する主な原因は「排水管のつまり」「トイレタンク内の水量不足」「大雨・災害」の3つ
- 「配管サビによる茶色い水」と「汚水の逆流」では危険度が異なり、汚水には大腸菌など有害細菌が含まれるため素手で触れてはいけない
トイレから茶色い水が逆流してきたら、誰でも慌ててしまいますよね。そんな時は慌てずに対処し、被害を最小限に抑えることが大切です。
本記事では、トイレから茶色い水が逆流したり、水が濁ったりする際の原因と対応を解説します。合わせて、応急処置や修理業者へ依頼したときの料金まで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
トイレから茶色い水が逆流したり濁ったりする4つの原因

トイレから茶色い水が戻ってくる原因は、主に以下の3つです。
- 原因①:排水管のつまり
- 原因②:トイレタンクの水量不足
- 原因③:大雨や災害
- 原因④:排水管の鉄さびの溶け出し
それぞれの原因を理解して、適切な対処法を選びましょう。
原因①:排水管のつまり
トイレの排水管がつまると、流した水が行き場を失って逆流します。つまった部分より奥にあった汚水が戻ってくるため、茶色い水が逆流するのです。トイレットペーパーを大量に流すことなどが、つまりの原因となります。
水に溶けない紙類や異物、生理用品なども絶対に流してはいけません。また、誤った節水方法も、つまりの原因となります。適切な水量を確保することが重要です。
原因②:トイレタンクの水量不足
トイレタンク内の水量が不足していると、便や紙を十分に押し流す力が得られず、トイレを流した後に逆流してくる症状がおきます。そのため、大便を小レバーで流すことやトイレットペーパーを多く使用すると、水量不足で完全に流しきれずに汚水が逆流してくる可能性があるのです。
また、節水としてトイレタンク内にペットボトルを入れるケースも、水量不足となりトイレが逆流してしまう原因となります。「トイレタンクの水量不足から逆流してしまった」とならないためにも、適切な使用が大切です。
原因③:大雨・災害
台風やゲリラ豪雨などの大雨時には、特別な注意が必要です。下水処理施設の処理能力を超える水が流れ込むことがあります。排水桝がいっぱいになり、行き場を失った汚水がトイレから逆流します。
大雨による逆流には、いくつかの特徴があります。台風や豪雨の最中、または直後に発生することが多いです。特徴としては、トイレから「ゴボゴボ」「ボコボコ」という音がします。便器の水位が異常に上がっていることもあるでしょう。
下水の臭いが強く、非常に不快に感じる可能性もあるでしょう。このような症状が見られたら、トイレの使用を控えてください。
原因④:排水管の鉄さびの溶け出し
トイレから水を流す排水管からサビが溶け出すことでも、茶色く濁った水が逆流することがあります。排水管に鉄さびが付着・蓄積すると水の色が変色し、管内の狭まりで上手く水がや便が流れず戻ってきてしまうためです。
鉄さびの蓄積は、主に古い家屋の排水管で生じます。しかし、仮に建て替えやリフォームをしていたとしても、排水管自体のメンテナンスを行っていない場合は経年劣化は起こります。
現代ではサビが生じにくい「塩ビ管」が用いられるのが主流ですが、目安として1980年代前半までに建てられた家屋では、金属製の管が使われているケースがあり注意が必要です。
トイレから茶色い水が逆流するときの応急処置
トイレから茶色い水が逆流したら、まず被害の拡大を防ぐことが最優先です。慌てずに、以下の手順で応急処置をしましょう。
- 手順①:止水栓を閉めて水を止める
- 手順②:溢れた茶色い水を素早く拭き取る
- 手順③:ラバーカップとお湯によるつまりの解消を試す
それぞれの手順について詳しく解説していきます。
手順①:止水栓を閉めて水を止める

最初にトイレの「止水栓」を閉めて、水の供給を止めます。止水栓はトイレタンク下の壁付近にあることが多いです。時計回りにマイナスドライバーで回すと、水が止まります。手で回せるタイプもあるため、どちらのタイプか確認しましょう。
また、「ウォシュレット」を使用している場合は、電源プラグも抜いておきましょう。濡れた手で電源プラグに触れると感電の危険があるため、必ず乾いた手で作業してください。止水栓を閉めることで、これ以上水が溢れるのを防げます。
手順②:溢れた茶色い水を素早く拭き取る
床に溢れた茶色い水は、雑巾やタオルで拭き取ります。時間が経つと床材に染み込んでしまうため、できるだけ早く対応しましょう。ゴム手袋を装着することや使い捨ての雑巾やペーパータオルを使用すると衛生的です。
茶色い水は汚水の可能性があるため、素手で触れないことがポイントです。拭き取った雑巾はビニール袋に入れて密閉し、すぐに処分しましょう。バケツに水を汲んでおくと作業がスムーズに進みます。便器周辺だけでなく、床全体をチェックして水の拭き漏れがないか確認してください。
手順③:ラバーカップとお湯によるつまりの解消を試す

トイレの軽度なつまりの場合、「ラバーカップ」で対処できる可能性があります。
ラバーカップを使用する前に、まずは便器の水位を調整します。水が多すぎる場合はバケツなどで汲み出し、作業中に便器から溢れないようにしてください。
ラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくりと押し込んでから、勢いよく引く動作を5〜10回繰り返します。つまりが解消されると、ゴボゴボと音がして水位が下がります。水が引いたら、バケツで水を流して確認してください。
効果がない場合は、異物や固いつまりの可能性があります。無理に作業を続けると状況が悪化するため、この時点で修理業者への依頼を検討しましょう。

また、トイレットペーパーや排泄物のつまりには、お湯を使った方法が効果的です。40~50度程度のお湯をバケツに用意し、高い位置から便器にゆっくりと注ぎ込みます。お湯を注いだら30分から1時間ほど放置しましょう。放置後に水が引いていれば、つまりが解消されています。
なお、60度以上の高温のお湯は、急激な温度変化で便器にヒビが入ったり破損したりする恐れがあるので、絶対に使用しないでください。
トイレから水が逆流した人の体験談
トイレから水が逆流した人の体験談を紹介します。「自分と症状が同じ」という体験談を知ることで、対処法がわかる可能性もあります。体験談を2つ紹介するので、「自分と症状が同じ」もしくは「症状が似ている」という実際の声を探してみましょう。
体験談①:朝起きたら床が水浸し
「トイレの逆流について
アパートの一階に住んでいるのですが、3日前にトイレから水が溢れて水浸しになっていました。
昨日から泊まりの予定があったので取り急ぎ拭いて、今日帰宅してから管理会社に電話しました。そしたら私の部屋の上の部屋で詰まったらしく、2階のトイレは全て流せなくなったので高圧洗浄機で流したのでもう問題はないとの事でした。
しかし、先程トイレに行ったらまた少し溢れていました。
高圧洗浄したはずなのに原因は何でしょう?また明日電話しようと思いますが、それまでにまた溢れたらと思うと怖いです。
引用:Yahoo!知恵袋」
アパートの一階に住んでいる方の体験です。この方は、夜中に逆流が起きていたと考えられます。 朝一番でこのような状況を発見すると、本当に困ってしまいますよね。
このような現象の原因としては、共用部分の排水管の奥深くに根本的な詰まりが残っている、固形異物が除去できていない、または配管自体に問題がある…などの複数の可能性があります。
集合住宅でのトラブルの場合は、建物全体の排水システムの異常を示すサインであることも多いです。同じようなケースに遭われたら、改めて管理会社へ早急に連絡しましょう。
体験談②:数日連続で茶色い水が逆流する
トイレについてご質問させてください。
2,3日前からトイレの便器の水が麦茶のような茶色の水が逆流してきます。
最初は誰か流し忘れかな?と思ったので流して終わったのですが,この3日間毎日
同じ事が起こっています。気になり初めて注意して見てみるとどうやら逆流していることがわかりました。流れているところ(水が溜まる下の所)からじわりと茶色い水が出ていました。
詰まってもいませんし,流す水は透明です。戸建ての2階のトイレになりますが,何か考えられる原因があれば教えていただきたいです。
ちなみに臭いはあまりない気がします。
よろしくお願いいたします。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13147690733
こういった上階でのトラブルの場合、排水管への合流地点から下流(屋外の排水マスや下水道本管など)のどこかで詰まりや、水の流れの悪さが発生している可能性があります。また、築年数が経っている場合は配管内部が錆びたり、長年の使用で汚れが付着して流れが悪くなっているなども考えられます。
配管への対処は自力での解決が難しいポイントです。早めに専門業者へ問い合わせ、対処を依頼するようにしてください。
逆流してきた茶色い水は汚い?原因や水質を解説
トイレから逆流した茶色い水に触れても大丈夫なのでしょうか。茶色くなる原因と水質について、以下の項目に沿って解説していきます。
- 配管・タンク内のサビが原因の茶色い水は鉄分過多で汚い
- 水が茶色い原因が汚水であれば有害細菌により汚い
正しい知識を持って、適切に対処することが重要です。
配管・タンク内のサビが原因の茶色い水は鉄分過多で汚い
配管やタンク内のサビが原因の茶色い水には、過剰な鉄分が含まれています。サビや鉄イオン、微量の金属成分が混ざっています。古い鉄製の配管では、経年劣化により内部でサビが発生しやすくなるのです。
特に築年数が経過した住宅では、水道管のサビが水に溶け出し、茶色や赤茶色に変色することがあります。サビを含む水が皮膚に付着した場合、長時間放置すると皮膚への刺激となり、悪影響を及ぼす可能性も。
掃除中に水しぶきが飛び散って口や鼻に入った場合も、金属臭による不快感や吐き気を感じることがあります。サビが原因で茶色くなった水には、できるだけ触れないようにしましょう。処理する際は必ずゴム手袋とマスクを着用し、換気を十分に行いながら対応することがおすすめです。
水が茶色い原因が汚水であれば有害細菌により汚い
つまりや大雨で逆流した茶色い水は、下水や排泄物が混ざった汚水です。配管のサビによる茶色い水とは、危険度が全く異なります。大腸菌、ノロウイルス、その他の病原菌が含まれています。
排泄物の残渣や洗剤などの化学物質も混ざっているでしょう。目や傷口に入った際の感染症や、悪臭による呼吸器系への影響も考えられます。
逆流した汚水は、見た目だけでなく臭いも特徴的で、下水特有の悪臭がする場合は、汚水が混ざっていると判断してください。この場合は、より慎重な対応が必要となるので、素手で触れることは避け、修理業者へ連絡しましょう。
トイレから溢れてきた茶色い水の汚れやベタベタを取る方法
トイレから溢れてきた茶色い水で床や壁が汚れた場合、以下の掃除方法を実践しましょう。
- 中性洗剤を使用する方法
- ハイター・塩素系漂白剤を使用する方法
- 重曹と酢を使う方法
それぞれの手段を解説します。
中性洗剤を使用する方法
壁紙や便座など、デリケートな素材には変色リスクを抑えるため、中性洗剤を使用します。
用意する物は以下の通りです。
用意するモノ
- トイレ用中性洗剤または住宅用中性洗剤
- 雑巾
- スポンジ
- ゴム手袋
- バケツ
まず最初に製品の指示に従って中性洗剤を水で希釈します。「壁紙の掃除」と「便座・便器周りの掃除」の手順について紹介します。
壁紙の掃除手順
壁紙の掃除手順は、中性洗剤を薄めた液を雑巾に含ませて固く絞り、壁を優しく拭いてください。目立たない場所でテストし、異常が出ないことを確認してから全体を拭きましょう。
その後、水で濡らして固く絞った雑巾で洗剤を拭き取ります。最後に乾いた布で壁紙の水気を取ってください。
便座・便器周りの掃除手順
便座や便器周りの掃除手順は、トイレ用中性洗剤を雑巾に含ませて、便座全体を拭きます。便座の表裏、便座の付け根部分も丁寧に拭いてください。水拭きで洗剤を拭き取り、乾いた布で仕上げます。
ウォシュレットのノズルも忘れずに掃除しましょう。ノズル掃除機能がある場合は、それを使用してノズルを出した状態で、中性洗剤を薄めた液を含ませた綿棒や柔らかい布で優しく拭き取ります。最後に水拭きで仕上げてください。頑固な汚れが残っている場合は、塩素系漂白剤を薄めに希釈して使用することも検討しましょう。
ハイター・塩素系漂白剤を使用する方法
床や壁に付着した茶色い水の汚れは、「ハイター」・「塩素系漂白剤」を使用して除去します。使用する洗剤はキッチンハイターやカビキラーなどが効果的です。
ハイター・塩素系漂白剤を使用するときは、注意点があります。酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に混ぜないでください。そして換気をしながら掃除を行いましょう。
また、壁紙などにハイター・塩素系漂白剤を使用すると変色のリスクがあるので、目立たない場所で試してみることがポイントです。
ハイターや塩素系漂白剤を使用する場合に準備する物は以下の通りです。
用意するモノ
- 塩素系漂白剤
- 水
- 雑巾またはペーパータオル
- ゴム手袋
- マスク
- バケツ
塩素系漂白剤は製品の指示に従って希釈しましょう。
掃除する場所によって掃除方法が異なるので、ここからは「床の掃除手順」と「タイル壁の掃除手順」を紹介します。
床の掃除手順
床の掃除手順は、塩素系漂白剤の希釈液を雑巾に染み込ませて、床全体を拭きます。5から10分放置して除菌しましょう。清潔な雑巾で洗剤を拭き取ります。窓を開けたまま自然乾燥させてください。床が完全に乾くまで、換気を続けることが重要です。
タイル壁の掃除手順
タイル壁の掃除手順は、床と同じ濃度の塩素系漂白剤希釈液を雑巾に染み込ませて壁全体を拭きます。5分ほど放置して除菌した後、清潔な雑巾で洗剤を拭き取ります。これでしっかりと除菌できます。
注意点として、塩素系漂白剤は、酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に混ぜないでください。また、掃除中は換気を必ず行いましょう。色落ちする可能性もあるため、目立たない場所で試してから使用してください。
重曹と酢を使う方法
床やタイル壁に塩素系漂白剤でも取れないベタベタ汚れがある場合、重曹と酢を使う方法が効果的です。まず重曹を汚れに振りかけてください。その上から酢をスプレーします。
シュワシュワと発泡する反応が起こります。30分ほど放置しましょう。床や壁をブラシでこすって汚れを落とします。最後に水拭きで仕上げてください。重曹と酢を使う方法は、油分を含んだベタベタ汚れに特に有効です。自然由来の成分なので、安心して使用できます。
逆流するトイレの修理を業者へ依頼したときの料金相場
応急処置をしてもトイレの逆流が改善しない場合は、修理業者への依頼を検討しましょう。
修理費用の相場を把握しておくと、適正価格かどうか判断できます。以下の表を参考にしてください。
| 作業内容 | 費用相場 |
|---|---|
| つまり除去(軽度) | 8,800円~ |
| つまり除去(重度) | 23,100円~ |
| 高圧洗浄 | 33,000円~ |
※2025年11月時点での相場です。
料金は修理業者や地域、建物構造によって変動します。修理前に正確な見積もりの提示がある業者で修理しましょう。
水道屋メンテプロでは、電話で見積りをお伝え可能です。修理前に「修理にいくらかかるの?」という不安を解消して頂けます。また、修理実績も豊富なので丁寧な作業が可能です。
トイレから茶色い水が逆流して困っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
集合住宅でトイレから茶色い水が逆流してきた場合
集合住宅では、対応方法が戸建てとは異なります。そのため、適切な手順を踏むことが重要です。トイレから茶色い水が逆流してきたら、まず管理会社または大家さんに連絡してください。
共用部分の問題であれば、管理会社が修理業者を手配し修理費用も負担してもらえる可能性があります。一方、個別配管の問題の場合は、修理費用は自己負担となるケースがあります。
マンションの場合、上階の住人が原因でトイレの茶色い水が逆流することもあります。この場合も、まず管理会社に相談しましょう。
トイレから茶色い水が逆流しないための予防策5つ
トイレからの茶色い水の逆流を引き起こさないための予防策は以下の5つです。
- 予防策①:正しい水の流し方でトイレを使用する
- 予防策②:トイレに流してはいけないものは流さない
- 予防策③:大雨時の逆流対策を実施する
- 予防策④:定期的なメンテナンスを行う
- 予防策⑤:過度な節水を避け適切な水量でトイレを使用する
1つず予防策を実施することで茶色い水の逆流を防げます。
それぞれ解説していきます。
予防策①:正しい水の流し方でトイレを使用する
正しい水の流し方を習慣づけることが、つまり予防の基本です。家族全員で意識を共有しましょう。
大便の時は必ず「大」レバーで流してください。「小」レバーでは水量が不足します。また、トイレットペーパーは適量ずつ流しましょう。大量に使用した場合は、2回に分けて流すことをおすすめします。こまめに流すことで、つまりのリスクを減らせます。
トイレットペーパーは水に溶けやすい素材ですが、すぐに溶けるわけではありません。大量に流すと、溶ける前につまってしまいます。便器内の排水路の直径は、約7.5cmと意外と細いため、少量でもつまる可能性があります。
予防策②:トイレに流してはいけないものは流さない
トイレに流してはいけないものを流さないことが、水の逆流の予防策となります。
流してはいけないものの一例は以下の通りです。
- ティッシュペーパー
- 生理用品、おむつ
- 猫砂(流せるタイプでも大量は危険)
- 食べ残し、油
- スマホやメガネなどの固形物
- ペットのトイレシート
- タバコの吸い殻
トイレは基本的に尿や便・トイレットペーパーしか流してはいけません。
正しい使用方法でトイレを使うことが、水の逆流を防ぐための予防策です。
予防策③:大雨時の逆流対策を実施する
台風やゲリラ豪雨などの大雨のときには、下水処理能力を超える水が流れ込み、排水桝が満水になることで茶色い汚水が逆流します。事前に対策を行うことで、大雨のときの逆流被害を最小限に抑えられます。
大雨が予想される場合は、できるだけトイレの使用を控えてください。下水が満水状態の時に水を流すと、行き場を失った汚水がそのままトイレから逆流してきます。どうしても使用する場合は、「大」レバーで確実に流しましょう。
また、水のうを作って便器に入れる方法が効果的です。45リットルのゴミ袋を2重にしてください。水を半分程度入れましょう。便器の排水口に置きます。水のうが逆流を防ぐバリアになり、下水からの汚水が便器内に上がってくるのを物理的に防ぎます。
さらに、生活排水を最小限にすることも重要です。洗濯や入浴、食器洗いも、できるだけ少量の水で行うことがおすすめです。家庭からの排水量を減らすことで、下水の負担を軽減し、逆流のリスクを下げられます。大雨が収まるまで、水の使用を我慢することが大切です。
予防策④:定期的なメンテナンスを行う
定期的なメンテナンスは、配管のサビやタンク内部品のサビ、排水管のつまりなど、茶色い水逆流の全ての原因を早期発見・予防できる最も効果的な方法です。小さな異変を見逃さないことで、大きなトラブルを未然に防げます。
具体的には、週1から2回はトイレ掃除を行いましょう。便器だけでなく、床も拭いてください。定期的な掃除で便器内の汚れを除去し、排水管へのつまりの元を減らせます。さらに、月1回はタンク内の簡易チェックをしてください。
蓋を開けて、水の色や部品の状態を確認します。水が茶色く濁っていたり、金属部品にサビが見られたりする場合は、タンク内部品のサビが原因で茶色い水が出る前兆です。早期に発見することで、本格的な逆流を防げます。
定期的なメンテナンスは、大きなトラブルを防ぐ最も効果的な方法です。手間はかかりますが、結果的に費用と時間を節約できるでしょう。
予防策⑤:過度な節水を避け適切な水量でトイレを使用する
過度な節水は、排水管のつまりによる茶色い水の逆流を引き起こす大きな原因です。適切な水量で流すことで、汚物やトイレットペーパーを確実に排水管の奥まで流し切り、つまりを防げます。
節水は環境にもお財布にも優しい行動ですが、やりすぎは禁物です。誤った節水方法は、つまりの原因になってしまうのです。特にトイレタンク内にペットボトルを入れる節水方法は避けてください。
水量が減少し、適切にトイレを流せなくなります。水量が減少すると、汚物が排水管の途中に残ってしまう可能性があります。加えて、排水管に汚物が蓄積していけば、最終的につまりを引き起こし、茶色い汚水が逆流してくる可能性があるでしょう。
さらに、「小」レバーで大便を流すことも避ける必要があります。水量が不足して、排泄物が排水管内に残ってしまいます。残った排泄物が徐々に蓄積し、やがて完全なつまりとなって茶色い水の逆流を引き起こしてしまうでしょう。
節水したつもりが、つまりで高額な修理費がかかっては本末転倒です。適切な水量でトイレを流すことが、結果的に経済的でしょう。
トイレから茶色い水が逆流した際は焦らず修理業者へ連絡を
トイレから茶色い水が逆流したら、まず止水栓を閉めて被害の拡大を防ぎましょう。原因は排水管のつまり、トイレタンク内の水量不足、大雨による下水の逆流などが考えられます。
応急処置として、つまりを解消させるラバーカップや40〜50度のお湯を使った方法が効果的ですが、配管サビによる茶色い水と汚水の逆流では危険度が全く異なります。特に汚水には大腸菌やノロウイルスなどの有害細菌が含まれるため、素手で触れず必ずゴム手袋とマスクを着用してください。
自分で対処しても改善しない場合や、異物を流してしまった場合は、すぐに修理業者へ相談しましょう。早期対処が被害を最小限に抑える鍵となります。










