トイレ詰まりの前兆を見逃さないで!5つの症状のサインと解消法

トイレ詰まりの前兆を見逃さないで!5つの症状のサインと解消法
  1. トイレ詰まりの前兆は、「水の流れが悪い」「水位の変化」「ゴボゴボ音」「異臭」「水位が一時的に上がる」など5つのサインで見分けられる
  2. 詰まりかけの段階なら、「ぬるま湯」「ラバーカップ」「重曹とクエン酸」などを使って自分で解消できる可能性がある
  3. 固形物を流した場合や自分で対処しても改善しない場合は、早めに修理業者へ依頼することが重要

トイレの水の流れがいつもと違う、変な音がするなどの異変に気づいたことはありませんか?それは、トイレが詰まる前兆かもしれません。トイレの詰まりは突然発生するように見えますが、実は必ず事前にサインが現れています。
本記事では、トイレ詰まりの前兆となる5つのサインと、詰まりかけの状態を自分で解消する方法、そして予防策まで詳しく解説します。ぜひ、参考にしてください。

5つのサインでわかるトイレつまりの前兆

トイレ詰まりの前兆となる5つのサイン

トイレの詰まりには必ず前兆があります。完全に詰まってしまう前に、便器や排水管から何らかのサインが送られているのです。
ここでは、トイレ詰まりの前兆となる5つの代表的なサインを解説します。 

  • 前兆①:水の流れが悪く少しずつしか流れない状態
  • 前兆②:便器内の水位が普段より高い、または低い状態
  • 前兆③:ゴボゴボ・コポコポという異音が聞こえる
  • 前兆④:便器から下水臭やアンモニア臭がする
  • 前兆⑤:水を流すと一時的に水位が上がってから引いていく現象

これらのサインを見逃さずに早期対処することで、深刻な詰まりを防げるでしょう。

前兆①:水の流れが悪く少しずつしか流れない状態

トイレの水を流したとき、いつもよりゆっくりとしか流れない状態は詰まりかけの典型的なサインです。通常であれば勢いよく一気に流れるはずの水が、少しずつしか流れていかない場合、便器の排水口や排水管の内部で何かが引っかかっている可能性があります。

この状態を放置すると、引っかかっている部分にトイレットペーパーや排泄物がさらに蓄積し、完全な詰まりへと悪化していきます。水の流れが悪い場合、まずはタンク内の水量を確認してください。

タンク内の水位が通常より低い場合は、タンクの不具合が原因の可能性があります。一方、タンクの水量が正常であれば、便器や排水管側に詰まりかけの原因があると判断できるでしょう。完全に詰まる前に対処すれば、簡単な方法で解消できる可能性が高いです。

トイレが流れるけど詰まってる原因は?少しずつ流れる時の対処法も紹介

前兆②:便器内の水位が普段より高い、または低い状態

便器内に溜まっている水の量がいつもと違う場合、詰まりの前兆として注意が必要です。トイレの水位が普段より高くなっている場合、排水口や排水管の出口付近で何かが詰まりかけており、水がスムーズに流れていない状態を示しています。

トイレの水を流した直後は便器内の水位が上がり、その後時間をかけてゆっくりと元の水位に戻るという現象が見られるでしょう。反対に、トイレの水位が普段より低くなっている場合も要注意です。

便器内に常に溜まっている水は「封水」と呼ばれ、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。この封水が少なくなっているのは、排水管内での通気不良や部分的な詰まりが原因の可能性があります。

ただし、長期間トイレを使用していなかった場合は、封水が蒸発しただけの場合もあります。一度水を流してみて、正常な水位に戻れば問題ありませんが、何度流しても水位が異常な場合は詰まりかけのサインと考えてください。

前兆③:ゴボゴボ・コポコポという異音が聞こえる

トイレの水を流したときに「ゴボゴボ」「コポコポ」という異音が聞こえる場合、排水管内で詰まりかけが発生しているサインです。「ゴボゴボ」や「コポコポ」という音は、排水管内に何かが詰まりかけていることで空気の流れが制限され、水が流れる際に空気が逆流して発生します。

排水路の狭くなった部分を水が通過する際、普段より強い圧力がかかり、その圧力が解放されるときに異音として聞こえるのです。異音が聞こえた後、便器内の水位が一時的に大きく下がり、その後また通常の水位に戻る現象が見られることもあります。

この一連の動きも、排水管内での空気圧の変化によるものです。以前は聞こえなかった音が聞こえるようになった場合は、詰まりが進行している証拠と考えられます。この段階で対処すれば、完全な詰まりを防げる可能性が高いでしょう。

前兆④:便器から下水臭やアンモニア臭がする

便器から不快な臭いがする場合、排水管内に排泄物やトイレットペーパーが引っかかっている可能性があります。通常、便器内の封水が下水管からの臭いをブロックしていますが、詰まりかけの状態では排水管内の通気が悪くなり、臭いが上がってきやすくなります。

特に下水のような臭いや、鼻にツンとくるアンモニア臭がする場合は要注意です。異臭の原因として、排水口や排水管内に引っかかった排泄物が腐敗している可能性が考えられます。 また、排泄物以外でも、異物の引っかかりによって水や空気の流れが遮られ、排水管内の循環が悪くなることで異臭が発生するケースもあります。

ただし、便器の表面に汚れや尿石が蓄積している場合も異臭の原因となります。日常的に掃除をしているにもかかわらず異臭が消えない場合は、排水管内での詰まりかけを疑ってください。

前兆⑤:水を流すと一時的に水位が上がってから引いていく現象

水を流したときに便器内の水位が一時的に高く上がり、その後ゆっくりと下がっていく現象は、詰まりかけの明確なサインです。通常であれば、水を流すと勢いよく一気に排水されるはずですが、詰まりかけの状態では排水口や排水管が狭くなっているため、水がスムーズに流れません。

そのため、一度便器内に水が溜まってから、時間をかけて少しずつ排水されていくのです。この現象が見られる場合、排水管の途中で部分的な詰まりが発生していると考えられます。

まだ完全に塞がれているわけではないため、水は流れますが、正常な状態に比べて明らかに時間がかかります。しばらくすると水位が下がって通常に戻るため、「まだ使えるから大丈夫」と放置してしまう方が多いですが、この状態を放置すると必ず完全な詰まりへと進行します。この段階で適切に対処することが、深刻な事態を防ぐ鍵となるでしょう。

トイレつまりで水位が上がる原因は?今すぐできる対処法も紹介

トイレの詰まりと間違えやすい症状

トイレに異変が生じた場合、すべてが詰まりの前兆というわけではありません。トイレの詰まり以外の原因で似たような症状は以下の2つです。

  • 大雨の日に限って異音がする
  • タンクの不具合による水量不足

それぞれの症状について解説します。

大雨の日に限って異音がする

大雨の日にだけトイレから異音が聞こえる場合、詰まりではなく排水管の通気不良が原因の可能性があります。トイレの排水管は下水管につながっており、下水管には通気管が設置されています。

大雨によって下水管内の水位が上がると、通気管からの空気の流れが一時的に制限され、排水時に異音が発生することがあるのです。この場合、雨が止んで下水管内の水位が下がれば、自然と異音も解消されます。

晴れた日には異音が聞こえず、大雨の日だけ症状が現れる場合は、詰まりではなく一時的な通気不良と判断できるでしょう。ただし、大雨の日以外にも継続的に異音が聞こえる場合は、やはり詰まりかけのサインと考えてください。

タンクの不具合による水量不足

水の流れが悪い場合、便器側の詰まりではなく、タンクの不具合による水量不足が原因となっている可能性があります。トイレタンクは便器に流す水を一時的に溜めておく場所で、レバーを引くことで一気に水が便器に流れ込む仕組みです。

タンク内の水量が不足していると、便器に流れる水の勢いが弱くなり、排泄物やトイレットペーパーを十分に押し流せなくなります。タンクの不具合を確認するには、タンクの蓋を開けて内部を確認してください。

タンク内の水面が「水位線」と呼ばれる基準線より低い場合は、水量不足です。また、タンク内にペットボトルや節水用品などを入れている場合も、水量不足の原因となります。

タンク内の水量が正常であるにもかかわらず水の流れが悪い場合は、便器や排水管側での詰まりかけと判断できるでしょう。タンクの不具合であれば、取扱説明書に従って水量を調整することで改善できます。

トイレの詰まりかけを自分で解消する方法

トイレの詰まりかけの状態であれば、自分で解消できる可能性があります。実施は自己責任ですが、完全に詰まってしまう前に適切な対処を行うことで修理業者を呼ばずに済むでしょう。
ここでは、詰まりかけを自分で解消する以下5つの方法を解説します。

  • 解消法①:ぬるま湯を使って詰まりをふやかす
  • 解消法②:ラバーカップで圧力をかけて解消する
  • 解消法③:重曹とクエン酸の発泡作用を利用する
  • 解消法④:食器用洗剤で滑りやすくする
  • 解消法⑤:真空式パイプクリーナーで強力に吸引する

それぞれの方法の手順と注意点を理解し、安全に作業を進めてください。

解消法①:ぬるま湯を使って詰まりをふやかす

40〜50度のぬるま湯でトイレのつまりを洗い流す方法

ぬるま湯を使う方法は道具を用意する必要がなく、すぐに試せる解消法です。トイレットペーパーや排泄物が原因の詰まりかけには、40~50度程度のぬるま湯が効果的です。ぬるま湯を注ぐことで詰まっている物がふやけて溶けやすくなり、排水管を通りやすくなります。

解消手順は以下の通りです。

  • 手順1:便器内の水位が高い場合は水位を下げる
  • 手順2:40~50度のぬるま湯を排水口に向けて高い位置から注ぎ込む
  • 手順3:1時間程度放置する
  • 手順4:再度少量のぬるま湯を注いでスムーズ流れるか確認する

まず、便器内の水位が高い場合は、バケツなどで汲み出して水位を下げてください。次に、バケツに40~50度のぬるま湯を用意し、便器の排水口に向けて高い位置からゆっくりと注ぎます。

高い位置から注ぐことで水圧が加わり、詰まりを押し流す効果が高まるでしょう。ぬるま湯を注いだら、1時間程度放置してください。その後、再度少量のぬるま湯を注いで、スムーズに流れるか確認します。

注意点として、熱湯は絶対に使用しないでください。便器は陶器製で、熱湯を注ぐとひび割れや破損の原因となります。必ず40~50度程度のぬるま湯を使用しましょう。

解消法②:ラバーカップ(すっぽん)で圧力をかけて解消する

ラバーカップでトイレのつまりを解消する方法

「ラバーカップ」は、トイレ詰まり解消の定番道具です。ラバーカップは吸引力を利用して詰まりを取り除く道具で、正しく使えば詰まりかけの状態を効果的に解消できます。ラバーカップにはいくつか種類があるため、和式や洋式のトイレに合わせて物を選んでください。

使用手順は以下の通りです。 

  • 手順1:便器の水位を調整する
  • 手順2:ラバーカップを排水口に密着させる
  • 手順3:ゆっくりと押し込む
  • 手順4:勢いよく引く
  • 手順5:数回繰り返す

まず最初に便器内の水位を調整します。 水位が高すぎる場合は汲み出し、低すぎる場合は水を足して、ラバーカップのゴム部分が完全に水に浸かる状態にしてください。

次に、ラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくりと押し込んでカップを凹ませます。 その後、勢いよくグッと引っ張り上げてください。 この「ゆっくり押して、勢いよく引く」動作を数回繰り返します。

スムーズに排水されるようになったら、バケツで少量の水を流して確認しましょう。いきなりタンクの水を流すと、まだ詰まっていた場合に便器から水が溢れる危険があるため注意してください。

解消法③:重曹とクエン酸の発泡作用を利用する

重曹とクエン酸でトイレのつまりを洗い流す方法

重曹とクエン酸を使う方法は、化学反応による発泡作用で詰まりかけを解消します。重曹とクエン酸を混ぜると炭酸ガスが発生し、その泡が詰まりの原因となっている汚れやぬめりを浮かせて落とす効果があります。

手順を紹介します。

  • 手順1:便器内の水位を下げる
  • 手順2:重曹を振りかける
  • 手順3:クエン酸を注ぎ込む
  • 手順4:40~50度のお湯を注ぎ込み1時間ほど放置する
  • 手順5:バケツで少量の水を流し流れるか確認する

この方法は、トイレットペーパーや排泄物による軽度の詰まりかけに有効です。まず、便器内の水位が高い場合は汲み出して水位を下げます。次に、重曹を計量カップ4分の1程度(50ml)を便器内に振りかけてください。

続いて、お酢またはクエン酸を計量カップ2分の1程度(約100ml)注ぎます。必ず重曹→お酢の順番で入れてください。 順番を間違えると、十分な発泡作用が得られません。

しばらくすると炭酸ガスが発生し、しゅわしゅわと泡立ちます。十分に泡立ったことを確認したら、40~50度のぬるま湯を便器の半分程度まで注ぎ、1時間ほど放置してください。

1時間後、バケツで少量の水を流して詰まりが解消されたか確認します。この方法は異物が原因の詰まりには効果がないため、注意しましょう。

解消法④:食器用洗剤で滑りやすくする

食器用洗剤を使う方法は、家にあるもので簡単に試せる詰まりかけを解消する方法です。食器用洗剤には界面活性剤が含まれており、これが詰まりの原因となっている物を滑りやすくします。トイレットペーパーや排泄物による詰まりかけに効果的でしょう。

使用手順は以下の通りです。

  • 手順1:便器の水位を調整する
  • 手順2:ウォシュレット付きトイレの場合は電源プラグを抜く
  • 手順3:食器用洗剤を100ml程度便器内へ注ぐ
  • 手順4:40~50度のぬるま湯を注ぎ20分ほど放置
  • 手順5:ぬるま湯を注いでトイレが流れるか確認する

まず、便器内の水位が高い場合はバケツなどで汲み出してください。 また、ウォシュレットが設置されている場合は、電源プラグを抜いておきます。次に、食器用洗剤を100ml程度便器内に注ぎます。 その後、50度程度のぬるま湯を便器の半分ほどまでゆっくりと注ぎ、20分程度放置してください。

20分後、水位が下がっていることを確認したら、再度ぬるま湯を注いで水が流れるか確かめます。 水が流れずに溜まってしまう場合は、お湯を注ぐのをやめてください。

また、注意点として、絶対に複数の洗剤を混ぜて使用しないでください。洗剤の種類によっては混ぜると有毒ガスが発生し、命に関わる危険があります。また、この方法は固形物の詰まりには効果がありません。

解消法⑤:真空式パイプクリーナーで強力に吸引する

「真空式パイプクリーナー」は、ラバーカップと同様に圧力をかけて詰まりを解消しますが、ポンプによる強い吸引力と押し下げる圧力の両方で詰まりかけを取り除けます。ラバーカップで解消できなかった詰まりかけにも効果が期待できるでしょう。

使用方法は基本的にラバーカップと同じです。 便器内の水位を調整し、吸引カップ部分が完全に水に浸かる状態にしてください。吸引カップを排水口に密着させたら、ポンプのハンドルを押したり引いたりして圧力をかけます。 数回繰り返すことで、詰まりが解消されるでしょう。異物が原因の詰まりの場合は、無理に圧力をかけると異物がさらに奥に入り込む危険があるため注意しましょう。

トイレ詰まりを引き起こさないための6つの予防法

トイレつまりは、日常的な対策で予防できます。予防を心がけることで、詰まりのトラブルを大幅に減らせるでしょう。ここから、トイレ詰まりの前兆を引き起こさない6つの予防法を解説します。

  • 予防法①:適切な水量で流す
  • 予防法②:トイレットペーパーや排泄物以外のものを流さない
  • 予防法③:定期的に便器と排水管を掃除する
  • 予防法④:タンク内に節水グッズを入れない
  • 予防法⑤:固形物を落とさないよう注意する
  • 予防法⑥:古いトイレは定期的にメンテナンスする

毎日のちょっとした習慣が、快適なトイレ環境を保つ鍵となります。

予防法①:適切な水量で流す

トイレは適切な水量で流すことが、詰まり予防の基本です。大便をしたときや、トイレットペーパーを多く使った際は、必ず大洗浄で流してください。小洗浄は小便用に設計されており、大便やトイレットペーパーを流すには水量が不足しています。

また、節約のために毎回小洗浄で流している方は、詰まりのリスクが高まります。メーカーが推奨する使い方を守ることが、トイレを長持ちさせる秘訣でしょう。最近では「ECO小洗浄」という機能を搭載したトイレもあります。

ご自宅のトイレの取扱説明書を確認し、正しい使い方を理解してください。適切な水量で流す習慣をつけることで、詰まりのリスクを大きく減らせます。

予防法②:トイレットペーパーや排泄物以外のものを流さない

トイレには、トイレットペーパー、排泄物、水以外の物を流さないことが鉄則です。ティッシュペーパーは水に溶けないため、絶対にトイレに流さないでください。「トイレに流せる」と表示されているおしりふきやお掃除シートも、一度に大量に流すと詰まりの原因となります。

これらの製品を使用する際は、1枚ずつ流すか、可燃ごみとして処理しましょう。生理用品、おむつ、尿もれパッド、ペット用トイレ砂なども、絶対にトイレに流さないでください。

吸水性が高い素材は水を吸って膨張し、取り除くのが非常に困難になります。また、食べ残しや油をトイレに流すのも控えてください。油は排水管内で固まり、詰まりの原因となります。トイレに流していい物は限られていることを意識し、それ以外の物は必ずごみとして処理しましょう。

予防法③:定期的に便器と排水管を掃除する

定期的な掃除は、詰まりを予防する重要な対策です。便器内には、黒ずみ、水垢、尿石など、さまざまな汚れが付着します。これらの汚れを放置すると、排水管の内部にも蓄積し、詰まりの原因となるでしょう。

黒ずみはカビや雑菌が原因のことが多く、塩素系のトイレ用洗剤で落とせます。 一方、尿石は酸性の洗剤でないと落とせません。今まで酸性洗剤を使った掃除をしていなかった場合、便器や排水管の見えない部分に尿石が溜まっている可能性があります。

尿石は時間が経つほど硬くなり、取り除くのが困難になるため、定期的な掃除が欠かせません。週に1回は塩素系洗剤で、月に1回は酸性洗剤で掃除することをおすすめします。尿臭がする場合は、尿石が蓄積しているサインですので、早めに対処しましょう。

予防法④:タンク内に節水グッズを入れない

トイレのタンク内にペットボトルや節水グッズを入れる節約方法は、詰まりのリスクを高めます。トイレのタンクは適切な水量が流れるように設計されており、水量を減らすと排泄物やトイレットペーパーを押し流す力が弱くなります。

その結果、排水管の途中に残りやすくなり、詰まりの原因となるのです。また、タンク内に異物を入れると、タンク内の部品の動きを妨げ、故障や破損につながる危険もあります。節水を考えるのであれば、節水型トイレへの交換を検討してください。

ただし、古い配管に節水トイレを設置する場合は注意が必要です。水量不足で詰まりやすくなることがあるため、専門業者に相談してから導入しましょう。トイレは正しい使い方を守ることが、長持ちさせる秘訣です。

予防法⑤:固形物を落とさないよう注意する

トイレに固形物を落とさないよう注意することも、詰まり予防に重要です。スマートフォン、腕時計、ボールペン、メガネ、アクセサリーなど、ポケットに入れている物が便器に落ちるケースは意外と多いです。 

特にポケットによく物を入れている方は、トイレに入る前にポケットの中身を確認する習慣をつけましょう。また、小さなお子さんがいるご家庭では、おもちゃを便器に落としてしまうことがあります。

トイレにおもちゃを持ち込ませないよう注意してください。万が一固形物を便器に落としてしまった場合は、絶対に水を流さないでください。 ゴム手袋をして手で拾い出すか、取れない場合はすぐに業者に連絡しましょう。水を流してしまうと、固形物が排水管の奥に入り込み、取り除くのが困難になります。

予防法⑥:古いトイレは定期的にメンテナンスする

トイレを10年以上使用している場合は、定期的なメンテナンスを行うことで詰まりの前兆を引き起こさない予防となります。長年使用しているトイレは、部品の劣化や排水機能の低下が起こります。定期的に専門業者による点検を受けることで、詰まりだけでなく、水漏れなどのトラブルも未然に防げるでしょう。

特に、以下のような症状が見られる場合は、早めに点検を依頼してください。

  • 水の流れが以前より明らかに悪くなった
  • 便器やタンクからの水漏れが見られる
  • 異音や異臭が頻繁に発生する
  • 詰まりを繰り返している

経年劣化が進んでいる場合は、部分的な修理だけでなく、トイレ本体の交換を検討することも必要です。 最新のトイレは節水性能や清掃性に優れており、長期的に見れば経済的でしょう。

トイレつまりの予兆?と感じた際に業者へ依頼する判断基準

自分で対処しても改善しない場合や、症状が重い場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。無理に自分で解決しようとすると、かえって状況を悪化させる危険があります。ここでは、修理業者へ依頼すべき3つの判断基準を解説します。 

  • 判断基準①:自分で対処しても症状が改善しない
  • 判断基準②:固形物を流してしまった
  • 判断基準③:原因が特定できず繰り返し前兆が現れる

適切なタイミングで業者に依頼することが、トラブルを最小限に抑える鍵となるでしょう。

判断基準①:自分で対処しても症状が改善しない

自分で対処方法を試しても症状が改善しない場合は、修理業者への依頼を検討してください。ぬるま湯やラバーカップなどの方法を2~3回試しても詰まりかけの状態が解消されない場合、排水管の奥で詰まりが発生している可能性があります。

また、一時的に改善しても、すぐに同じ症状が現れる場合も要注意です。このような状態を放置すると、完全な詰まりへと悪化し、便器から汚水が溢れる事態になりかねません。 さらに、無理に自分で直そうとして排水管を傷つけたり、便器を破損させたりするリスクもあります。

自分で対処できる範囲を超えていると判断したら、早めに修理業者に相談しましょう。 早期に対処することで、修理費用も抑えられます。

判断基準②:固形物を流してしまった

水に溶けない固形物を便器に流してしまった場合は、自分で対処せず、すぐに修理業者に連絡してください。スマートフォン、おもちゃ、生理用品、おむつ、尿もれパッドなどの固形物は、自分で取り除くのが困難です。

ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使うと、かえって固形物を排水管の奥に押し込んでしまい、状況を悪化させる危険があります。特に吸水性の高い生理用品やおむつは、水を吸って膨張するため、時間が経つほど取り除くのが難しくなります。

固形物を流してしまったことに気づいたら、絶対に水を流さず、すぐに修理業者に連絡しましょう。便器を取り外す必要がある場合もありますが、それでも早めに対処することで被害を最小限に抑えられるでしょう。

判断基準③:原因が特定できず繰り返し前兆が現れる

トイレの詰まりかけの原因が特定できず、繰り返し前兆が現れる場合は、修理業者による調査が必要です。トイレットペーパーや排泄物の流しすぎなど、思い当たる原因がないにもかかわらず詰まりかけの症状が繰り返される場合、以下のような原因が考えられます。

  • 排水管の経年劣化
  • トイレ本体の不具合

これらの原因は自分で特定するのが困難で、専門的な調査と修理が必要です。 特に排水管の問題は、放置すると他の水回り設備にも影響を及ぼす可能性があります。

原因不明の詰まりかけを繰り返している場合は、早めに修理業者に相談し、原因を特定してもらいましょう。 根本的な原因を解決することで、今後のトラブルを防げます。

トイレ詰まりの前兆を修理するための料金相場

トイレ詰まりの修理を業者に依頼する際、気になるのが料金です。 料金相場を事前に把握しておくことで、適正価格での依頼が可能になるでしょう。

トイレ詰まり修理の作業料金相場一覧表は以下の通りです。

修理内容作業料金(税込)
軽度の詰まり除去(ラバーカップ・ローポンプ使用)8,800円〜
中度の詰まり除去(トーラー・専用機材使用)27,500円〜
高圧洗浄による排水管洗浄33,000円〜

※2025年11月現在の料金相場です。 

トイレ詰まりの前兆が現れている場合の修理料金は、症状によって大きく異なります。

トイレ詰まりの前兆が現れたら適切な対処が重要

トイレ詰まりの前兆を見逃さず、早期に対処することで、深刻なトラブルを防げます。「水の流れが悪い」「水位の変化」「ゴボゴボという異音」「異臭」「水位が一時的に上がってから引くといった症状」は、すべて詰まりかけのサインです。 これらのサインを見逃さず、早めに対処することが大切でしょう。

軽度の詰まりかけであれば、ぬるま湯やラバーカップ、重曹とクエン酸などを使って自分で解消できる可能性があります。一方、固形物を流してしまった場合や、自分で対処しても改善しない場合は、無理をせず修理業者に依頼してください。

日常的な予防策として、「適切な水量で流す」「トイレットペーパー以外を流さない」「定期的に掃除する」「節水グッズを使わない」「固形物を落とさないよう注意する」といった習慣を心がけましょう。

タイトルとURLをコピーしました