- 便器と床の境目からの水漏れは「排水管の劣化」「フランジパテの劣化」「パッキンの劣化」「便器のひび割れ」「設置不良」「結露」が主な原因
- 便器と床の境目からの水漏れの応急処置は「止水栓を閉める」「電源プラグを抜く」「床の水を拭き取る」の3ステップで、水の色や臭いで原因を判別できる
- 便器と床の境目からの水漏れの症状が「茶色い水が漏れる」「床下排水管が原因」「便器脱着が必要」「原因不明」の場合は、すぐに修理業者へ相談する
便器と床の境目から水漏れしている症状は、放置すると床材の腐食や階下への漏水トラブルに発展します。
本記事では、便器と床の間から水漏れする原因と応急処置の方法、業者依頼の判断基準、修理費用の目安、予防策まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
トイレと床の間から水漏れしてしまう6つの原因

トイレ(便器)と床の境目から水が漏れる代表的な原因は以下の6つです。
- 原因1:床下排水管の劣化・破損
- 原因2:フランジパテ(ガスケット)の劣化
- 原因3:便器本体のひび割れ・破損
- 原因4:給水管接続部のパッキン劣化
- 原因5:便器の設置不良・固定ボルトの緩み
- 原因6:タンクや便器の結露
それぞれの原因を解説していきます。
原因1:床下排水管の劣化・破損

床下にある排水管の劣化や破損が、水漏れの原因になっているケースがあります。
排水管は経年劣化によってサビやひび割れが発生し、接続部がずれることがあります。素材によっても異なりますが、排水管の耐用年数は一般的に30~40年程度とされ、長年使用していると劣化は避けられず、水漏れが起きてしまうのです。
排水管からの水漏れは汚水が漏れるため、床と便器の間から濁った水が滲み出てきます。汚水の臭いがしたり、漏れる水の量が多くなったりする場合は、排水管の破損を疑ってください。
排水管が原因の場合は、ご自身で対処することは難しく、修理業者への依頼が必要です。放置すると床の腐食にもつながるため、異変を見つけ次第すぐに修理業者に相談しましょう。
原因2:フランジパテ(ガスケット)の劣化

便器と床下の排水管をつなぐ「フランジ」という部品と、そのパッキンである「フランジパテ(ガスケット)」が劣化すると水漏れが発生します。
フランジはプラスチック製のものが多く、経年劣化でひび割れが生じやすい部品です。フランジパテは便器と排水管を密着させる役割を持ちますが、10~15年使用すると硬化したり破損したりし、結果として水漏れを引き起こします。
フランジパテの劣化の発見や、その交換には便器を取り外す作業が必要なため、専門の修理業者に依頼するようにしましょう。
原因3:便器本体のひび割れ・破損
便器に強い衝撃が加わると、ひび割れが生じ、便器と床の境から水漏れが発生します。トイレの便器を踏み台にしたり、重いものをぶつけたりといった扱いによって起きうるケースです。
小さなひび割れでも水漏れの原因となり、放置すると徐々に大きくなります。ひび割れを見つけた段階で、コーキングや防水パテで一時的な補修は可能ですが、あくまで応急処置のため、早めに便器の交換を検討してください。
原因4:給水管接続部のパッキン劣化

便器や給水管の接続部には、水漏れを防ぐためのゴム製パッキンが使用されており、これが劣化することで水漏れの原因となります。パッキンは10年以上使用すると、経年劣化によって硬化・ひび割れが発生する傾向にあります。
「止水栓」と「給水管」の接続部、タンクと便器の接続部のパッキンが劣化しやすく、隙間から水が漏れ出します。特に、透明で無臭の水が漏れている場合は、給水管接続部のパッキン劣化が疑わしいでしょう。
原因5:便器の設置不良・固定ボルトの緩み
便器設置時の施工ミスや、固定ボルトの緩みで隙間ができ、便器と床の隙間から水漏れすることがあります。
主に、新築への入居やトイレのリフォーム後に水漏れが起きた場合は、設置不良の可能性が高いでしょう。便器と床がしっかり固定されていないと、使用時の振動で徐々に隙間が広がり、水漏れの規模も大きくなる恐れがあります。
また、長年使用してきた便器が部品類の経年劣化とともに傾き、便器と床の隙間ができることもあります。「便器の設置箇所がぐらついているな?」と感じる場合は、固定ボルトの締め直しや再設置が必要になります。
原因6:タンクや便器の結露
便器と床の境目の水漏れは、結露が原因で起きる場合もあります。
冷水をコップに入れると表面に水滴が形成されますが、トイレの結露はそれと同じ原理です。便器に付着した水滴が下に落ちることで、床を濡らしてしまいます。特に、寒い時期にトイレ内で暖房を使っている場合や、梅雨時期など湿度が高い時期に起こりやすいでしょう。もし、便器やタンク全体が濡れている場合は、結露の可能性を疑ってください。結露については小まめに拭くなど、ご自身でも対策できます。
便器と床の境から水漏れする原因を特定する3つのチェック
便器と床の間から水漏れしている場合、正しく対処をするには原因の特定が重要です。
原因の特定方法は主に以下の3つです。
- チェック1:水の色・臭いで判別する
- チェック2:墨汁テストで便器下からの漏水を確認する
- チェック3:タオルを敷いて濡れる箇所を見る
それぞれのチェック方法を詳しく解説するので、参考にしてください。
チェック1:水の色・臭いで判別する
便器と床の境目の水漏れは、漏れている水の色と臭いをチェックすることで、ある程度原因を絞り込めます。
透明で無臭の水が漏れている場合は、給水管やパッキンからの漏水が考えられるでしょう。一方、濁った色で悪臭がある水の場合は、排水管からの汚水漏れの可能性が高いです。
また、アンモニア臭がする場合は、水漏れではなく尿漏れの可能性もあります。便器の外に尿が垂れて、便器と床の間から水が漏れているように見えることがあるのです。
このように、水の色や臭いは、原因を特定する重要な手がかりになります。
チェック2:墨汁テストで便器下からの漏水を確認する
便器と床の境目からの水漏れかどうか確証が持てない場合は、「墨汁テスト」が有効です。以下の手順でテストをし、墨汁が隙間から染み出してくる場合は、排水管やフランジの不調である可能性が高まります。
墨汁テストの手順
- 床を新聞紙などで養生しておく(墨汁が広がらないように)
- 止水栓を開けた状態で便器内に墨汁を数滴垂らす
- 一晩ほど放置する
- 床に墨汁混じりの水が染み出てきたら、便器と床の接続部からの水漏れと判断
逆に、墨汁が床に染み出てこない場合は、他の原因が考えられます。
チェック3:タオルを敷いて濡れる箇所を見る
止水栓を閉めてから、濡れている箇所を雑巾などで拭き、しばらく様子を見ることも方法の一つチェック方法です。
トイレの床全体にタオルを敷き詰め、数時間から一晩放置します。その後、濡れたタオルの位置から、水漏れしている場所を特定します。
タンクと便器の接続部付近のタオルが濡れている場合は、密結パッキンの劣化が疑われます。一方、便器と床の間のタオルが濡れている場合は、フランジパテや排水管の問題が考えられるのです。
これらの方法で水漏れ箇所を特定してから、適切な応急処置や業者への状況説明を行うとスムーズでしょう。
【症状別】便器と床の間の水漏れパターンと原因
便器と床の境目からの水漏れは、症状のパターンによって原因が異なります。
水漏れのパターンは大きく分けて以下の3種類です。
- たまに(散発的に)水漏れする場合の原因
- じわじわ継続的に濡れてくる場合の原因
- 茶色や濁った水が漏れてくる場合の原因
それぞれの水漏れパターンについて詳しく解説していきます。
①たまに(散発的に)水漏れする場合の原因
「気づくと時折、水漏れしている」というケースの場合は、その気づくタイミングごとに原因のアタリをつけることができます。
まず、トイレの使用後しばらくしてから床が濡れ始める場合は、便器のひび割れやフランジパテの劣化が考えられます。また、トイレの水を流した直後だけ濡れる場合は、給水管接続部のナットが緩んでいる可能性があるでしょう。冬場や梅雨時期だけ濡れる場合は、結露の可能性が高いです。
②じわじわ継続的に濡れてくる場合の原因
常に少しずつ濡れている場合は、パッキンの劣化や便器の微細なひび割れが疑われます。
濡れ方でも一定の見極めは可能で、たとえばトイレの床が常に湿っている場合は、床下排水管からの漏水の可能性が高いです。また、時間とともに濡れる範囲が広がってしまう場合は、排水管の破損が進行しているかもしれません。
じわじわとした水漏れは気づきにくく、発見した時には床材にダメージが及んでいることもあります。特に、床がふわふわとした感覚になっている場合は、すでに床下の腐食が始まっているサインです。早急に修理業者へ点検依頼をしましょう。
③茶色や濁った水が漏れてくる場合の原因
茶色や濁った水が漏れてくる場合は、床下排水管からの汚水漏れが強く疑われます。排水管が破損していると、使用後の汚水が床下から漏れ出すのです。
もし悪臭を伴う水漏れが起きている場合は、衛生面のリスクが大きく、緊急性が高い状態でしょう。床材の腐食や悪臭の発生だけでなく、居住者の健康への悪影響も懸念されます。
この症状が見られたら、すぐに止水栓を閉め、専門業者に連絡してください。排水管の修理や交換には専門的な技術が必要なため、自分で対処せず修理業者に任せましょう。
トイレと床の間から水漏れした時の応急処置
水漏れは気づいた時点で専門業者へ相談するのが適切ですが、もし応急処置を行う場合は以下の手順を実施してください。
- ステップ1:止水栓を閉めて給水を止める
- ステップ2:電源プラグを抜いて感電を防ぐ
- ステップ3:床の水を拭き取り乾燥させる
それぞれのステップを詳細に解説していきます。
ステップ1:止水栓を閉めて給水を止める

便器と床の境目で水漏れが起きる場合、最初に行うべき処置は「止水栓」を閉めて給水を止める方法です。
止水栓はトイレタンクの脇か便器と床の間、または管の裏側に設置されている場合があります。マイナスドライバーで回すタイプとハンドルタイプのいずれかが、給水バルブ部分に使用されています。
マイナスドライバータイプであれば、ナット部分にマイナスドライバーを差し込み、右方向に回して完全に閉め切る手順を行いましょう。ハンドルタイプの場合でも、尿や水洗のこぼれがある部分を拭き取りつつ、ハンドルを右方向に回して止水栓を閉めます。
また、「止水栓を何回転させたか」をスマホで写真を取るなどで記録しておくと、後で給水を再開する際にスムーズに対処できます。
ステップ2:電源プラグを抜いて感電を防ぐ
温水洗浄便座を使用している場合は、感電事故を防ぐため必ず電源プラグを抜いてください。
便器と床の間の隙間からの水漏れが続く状態で電源プラグを差したまま放置すると、漏電・感電だけでなく火災発生のリスクや被害拡大の可能性があるので注意が必要です。外した電源プラグは、給水管や排水パイプと離れた乾燥した箇所に置き、安全確保しましょう。
ステップ3:床の水を拭き取り乾燥させる
応急処置の最後に、雑巾やタオルで漏水をしっかり拭き取ります。拭き取り手順後でも水漏れ箇所に湿り気が発生している場合は、ドライヤーなどで乾燥させるのも良いです。
湿気がトイレ内に留まらないようにするため、窓を開けて換気することも忘れずに行いましょう。漏れている水が汚水だった場合は、アルコールやトイレ掃除用の除菌シートで掃除しておきます。
床の水を拭き取った後は、乾いた雑巾やタオルを敷き詰めることで、床の劣化や修理費用を抑えられます。
【実際の声】便器と床の隙間からの水漏れ体験談3選
実際に便器と床の境目から水漏れを経験した方の体験談をご紹介します。
- 体験談1:たまに水漏れして原因がわからなかったケース
- 体験談2:茶色い水が漏れて排水管の問題だったケース
- 体験談3:床の腐食まで進行してしまったケース
症状や対処法の参考にしてください。
体験談1:たまに水漏れして原因がわからなかったケース
「トイレの便器と床の間からたまに水漏れがあります。
数ヶ月に一度です。
明らかに水で、量も40✖︎40センチくらいで多めですが、一回切りでしばらくは水漏れありません。
引用: Yahoo!知恵袋」
数ヶ月に一度、便器と床の間から大量の水が漏れるという症状に悩まされた方の事例です。
一回きりでしばらくは水漏れがなく、便器から水がしたたる様子もなかったそうです。
40cm×40cmくらいの範囲が濡れるほどの量でしたが、原因の特定が難しい状態でした。
このような散発的な水漏れは、フランジパテの劣化や設置不良が原因の可能性が高いです。
不定期に発生する水漏れでも放置せず、修理業者に点検を依頼することが重要でしょう。
早めに対処することで、床材へのダメージを最小限に抑えられます。
体験談2:茶色い水が漏れて排水管の問題だったケース
「トイレの水漏れ
洋式トイレの水漏れについて
床と便器の境目に水漏れがします。拭くと茶色です。
引用:Yahoo!知恵袋」
便器と床の境目から水が漏れ、拭くと茶色だったという事例ですが、設置してから5年のトイレとのことなのでパッキンなどの劣化が疑わしいです。茶色い水が漏れる場合は、排水管からの汚水漏れの可能性が高いです。
この方の場合も、修理業者に診断を依頼して原因を特定する必要があります。
汚水漏れは衛生面のリスクが大きいため、早急な対処が求められます。
茶色や濁った水を発見したら、すぐに修理業者に連絡しましょう。
体験談3:床の腐食まで進行してしまったケース
「トイレの床が腐り始め 便器が ガタガトと きしみます。床は昔のフローリング(木製)です。設置場所は 2階です 便器には問題がないので 床の修理を、
水道屋さんをお願いするのか、大工さんをお願いするのか、わかりません 床が腐った原因は ウォシュレット本体からの水漏れでした。
引用:Yahoo!知恵袋」
ウォシュレット本体からの水漏れを放置した結果、床が腐り始めたという事例です。
便器がガタガタときしむほど床が傷んでおり、大掛かりな修理が必要になりました。
水漏れ自体は解決済みでしたが、床の張り替えには大工さんと水道屋さんの両方が必要です。
少量の水漏れでも長期間放置すると、このように床材の腐食につながります。早期発見・早期対処がいかに重要かを示す事例と言えるでしょう。
トイレと床の境目の水漏れを放置する4つのリスク
便器と床の境目からの水漏れは、少量でも放置すると深刻な被害につながります。
以下のリスクを理解し、早めに対処しましょう。
- リスク1:床材の腐食とカビの発生
- リスク2:床下構造体へのダメージ拡大
- リスク3:シロアリ被害の発生
- リスク4:集合住宅での階下への漏水トラブル
4つのリスクについて詳しく解説します。
リスク1:床材の腐食とカビの発生
便器と床の境目の水漏れを放置し常に湿った状態が続くと、床材が水分を吸収して腐食し、カビの発生などを招きます。
トイレの床に多く使われているクッションフロアは、水には弱い素材です。そのため、腐食やカビのダメージの程度によっては、床材全体の張り替えが必要になるかもしれません。
また、湿気の多い環境ではカビも繁殖しやすくなります。カビの胞子は空気中に漂い、健康被害のリスクもあるため注意が必要です。
リスク2:床下構造体へのダメージ拡大
水漏れを放置すると床材だけでなく、床下の構造体にも被害が及ぶ可能性があります。
床下の木材が水分を吸収すると、腐食が進行するでしょう。
最悪の場合、床全体の強度が低下し、大規模な修繕が必要になります。
床の張り替え工事は数十万円以上かかることもあり、水漏れを放置したことで費用が大幅に増えてしまいます。
床を踏んだ時にふわふわとした感覚がある場合は、すでに床下の腐食が進んでいるサインでしょう。
違和感を感じたら、早めに専門業者に相談が必要です。
リスク3:シロアリ被害の発生
水漏れを放置するとシロアリを呼び寄せる可能性があります。
シロアリは湿った木材を好むため、水漏れで湿気をおびた床は格好の住処となるのです。
シロアリ被害が進行すると、建物全体の耐久性に影響します。
トイレだけでなく、家全体にシロアリが広がる恐れもあるのです。
シロアリ駆除には専門的な処理が必要で、費用も高額になります。
水漏れを早期に発見し対処することが、シロアリ被害の予防にもつながるでしょう。
リスク4:集合住宅での階下への漏水トラブル
マンションやアパートでは、階下の天井や家財に被害が及ぶ可能性があります。
階下の住人に多大な迷惑をかけ、損害賠償を請求されるケースもあるでしょう。
家財にまで被害が及んだ場合は、賠償金額も高額になります。
集合住宅での水漏れは、近隣トラブルに発展しやすいため特に注意が必要です。
水漏れを発見したら、すぐに管理会社や大家に連絡してください。
対応が遅れると被害が拡大し、修繕費用や賠償金額も増えてしまいます。
便器と床の境目の水漏れに関して自分で対処できる修理方法
便器と床の境目からの軽度な水漏れであれば、自分で修理できる場合もあります。
修理方法について以下の項目に沿って解説していきます。
- パッキン交換の手順と必要な工具
- 給水管接続部のナット締め直し方法
- 便器のひび割れを防水パテで応急補修する方法
- 結露対策で水滴を防ぐ4つの方法
各修理方法を1つずつ解説していきます。
ただし、難しいと感じたら無理せず修理業者に依頼しましょう。
パッキン交換の手順と必要な工具
止水栓のパッキン交換は、DIYでも可能な作業です。
必要な工具は、モンキーレンチ、マイナスドライバー、交換用パッキンです。
まず止水栓を閉め、モンキーレンチでナットを緩めます。
古いパッキンを取り外し、新しいパッキンを装着してください。
ナットを締める際は、強く締めすぎるとパッキンが破損するため注意しましょう。
適度な力加減で締めたら、止水栓を開けて水漏れがないか確認します。
給水管接続部のパッキン交換も同様の手順で行えます。
給水管接続部のナット締め直し方法
給水管とタンクの接続部のナットが緩んでいる場合は、モンキーレンチで締め直します。
止水栓を閉めてから作業を開始してください。
ナットを右方向に回して、適度な強さで締めましょう。
締めすぎるとパッキンが割れてしまうため、水が止まる程度に締めるのがポイントです。
締め直したら止水栓を開け、水を流して水漏れがないか確認します。
ナットを締めても水漏れが止まらない場合は、パッキンの劣化が考えられるため交換が必要です。
便器のひび割れを防水パテで応急補修する方法
小さなひび割れは、防水パテやコーキング剤で一時的に補修できます。
止水栓を閉めてから、破損箇所の水分や汚れを雑巾でよく拭き取ってください。
ゴム手袋を着用し、防水パテを必要な分量だけ出して2分くらい練り込みます。
破損箇所にムラができないように塗り込みましょう。
防水パテが完全に乾燥するまで、トイレの使用は控えてください。
ただし、これはあくまで応急処置です。
便器のひび割れは拡大する可能性が高いため、早めに便器の交換を検討しましょう。
結露対策で水滴を防ぐ4つの方法
結露が原因で床が濡れている場合は、以下の対策が有効です。
- こまめに換気すること
- 結露した水滴をこまめに拭き取ること
- トイレ内で暖房を使わないこと
- 防露便器や防露タンクへの交換を検討すること
1つ目は、こまめに換気することです。
換気扇を回したり窓を開けたりして、湿気を外に逃がしましょう。
2つ目は、結露した水滴をこまめに拭き取ることです。
放置すると床に垂れて濡れるため、見つけ次第拭き取ってください。
3つ目は、トイレ内で暖房を使わないことです。
室温と便器の温度差が大きいと結露が発生しやすくなります。
4つ目は、防露便器や防露タンクへの交換を検討することです。
結露を防ぐ機能がある便器やタンクに交換すれば、根本的に解決できるでしょう。
トイレと床の境目の水漏れを修理業者に依頼すべきケース
便器と床の境目から水漏れしている場合、特に以下のケースでは修理業者への依頼が必要です。
- 床下の排水管が原因の場合
- 便器の脱着作業が必要な場合
- 水漏れ原因が特定できない場合
無理に自分で対処すると、症状が悪化する恐れがあります。
床下の排水管が原因の場合
排水管の修理には、床材を剥がしたり便器を取り外したりする大掛かりな作業が必要です。
専門的な知識と技術がないと対処できません。
排水管からの汚水漏れは衛生面のリスクも大きいため、早急に修理業者に連絡してください。
床下の調査や排水管の交換は、プロに任せましょう。
便器の脱着作業が必要な場合
フランジパテの交換や便器のひび割れ修理は、便器を取り外す作業が伴います。
便器やタンクは重量があり、取り外しや取り付けには専門的な技術が必要です。
DIYで行うと、便器やタンクの破損リスクがあります。
作業中に便器を落として破損させてしまうと、修理費用がさらに高額になるでしょう。
便器脱着が必要な修理は、修理業者に任せるのが安心です。
水漏れ原因が特定できない場合
どこから水が漏れているか分からない場合は、プロによる点検が必要です。
見えない場所で水漏れが進行している可能性もあります。
原因を特定せずに対処しても、根本的な解決にはなりません。
修理業者は専用の機器を使って、水漏れ箇所を正確に特定できます。
原因不明の水漏れは、早めに修理業者に診断を依頼しましょう。
集合住宅で階下への影響が懸念される場合
マンションやアパートでは、階下への漏水トラブルに発展する恐れがあります。
水漏れを発見したら、すぐに管理会社や大家に連絡してください。
勝手に修理業者を呼ぶと、費用負担を巡ってトラブルになることもあります。
管理会社から指定された修理業者に修理を依頼するのが一般的でしょう。
集合住宅では、自分だけの判断で対処せず、必ず管理会社に相談してください。
便器と床の隙間からの水漏れ修理費用の目安
水漏れ修理の費用は、作業内容や交換する部品によって変わります。
以下の表を参考にしてください。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 軽度の調整・パッキン交換 | 8,800円〜 |
| ナットの締め直し | 8,800円〜 |
| フランジパテ交換 | 19,800円〜 |
| 排水管修理・交換 | 22,000円〜 |
※2025年10月時点での料金相場です
修理費用は作業の難易度や、使用する部品によって変動します。
パッキン交換やナットの締め直しなど軽微な修理なら、1万円前後で済むでしょう。
便器脱着が必要な修理は、作業手数料が加算されるため費用がかさみます。
排水管の修理や交換が必要な場合は、2万円以上の費用がかかる可能性があります。
床材にまでダメージが及んでいる場合は、床の張り替え費用も必要です。
床材の張り替えは範囲によって費用が異なります。
便器本体の交換が必要な場合は、便器の価格に加えて作業手数料がかかるため、10万円を超える出費になる可能性があります。
トイレと床の間から水漏れしないための日常メンテナンス
便器と床の境目からの水漏れは、定期的なメンテナンスで予防できます。
突然の水漏れを防ぐため、以下を実践しましょう。
- 月1回の清掃する
- 10年を目安に部品交換を検討する
- 換気を徹底して結露を防ぐ
水漏れを予防する日常メンテナンスについて解説するので、ぜひご参考ください。
月1回の清掃する
便器と床の境目からの水漏れを予防するために、月1回は清掃を行いましょう。
トイレ掃除の際に、給水管や止水栓、便器周辺の状態を確認する習慣をつけることがおすすめです。
パイプや床も一緒に拭き掃除することで、水漏れにすぐに気づけます。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 給水管の接続部に水滴がついていないか
- 止水栓周辺が濡れていないか
- 便器と床の境目に水が溜まっていないか
- 便器にひび割れや破損がないか
- タンクや便器に結露が発生していないか
これらを月1回確認するだけで、水漏れの早期発見につながります。
異変を見つけたら、放置せず早めに対処することが大切です。
10年を目安に部品交換を検討する
パッキンなどの消耗品は、10年を目安に交換を検討してください。
トイレの部品の寿命は一般的に10年とされています。
10年以上使用している場合は、見た目に問題がなくても劣化が進んでいるでしょう。
予防的な交換で、突然の水漏れを防げます。
便器やタンクの陶器自体は長年持つと言われていますが、内部の部品は定期的な交換が必要です。
10年を超えたトイレをお使いの場合は、一度専門業者に点検を依頼するのもよいでしょう。
部品の状態を確認してもらい、必要に応じて交換すると安心です。
換気を徹底して結露を防ぐ
梅雨や冬場は特に換気を意識し結露を防ぎましょう。
換気扇を常時運転させたり、窓を開けたりして湿気を逃がしてください。
トイレ内で暖房を使用すると、室温と便器の温度差が大きくなり結露が発生しやすくなります。
可能であれば、トイレ内での暖房使用は控えましょう。
結露を発見したら、こまめに拭き取ることも重要です。
放置すると床に垂れて濡れるため、見つけ次第拭き取ってください。
換気を徹底することで、結露による水漏れを予防できます。
結露が頻繁に発生する場合は、防露便器や防露タンクへの交換も検討してみてください。
便器と床の境目の水漏れは早期対処が重要
便器と床の境目から水漏れを発見したら、止水栓を閉め、電源を抜き、床を拭き取る応急処置を最優先で行ってください。
水漏れの原因は、「排水管の劣化」「フランジパテの劣化」「パッキンの劣化」「便器のひび割れ」「設置不良」「結露」などが考えられます。
水の色や臭い、墨汁テスト、タオルテストで原因を特定しましょう。
便器と床の境目からの水漏れを放置すると、床材の腐食、カビ発生、シロアリ被害、階下への漏水など深刻なトラブルにつながります。
パッキン交換やナットの締め直しなど、軽度な水漏れは自分で対処できますが、便器脱着や排水管修理が必要な場合は修理業者に依頼してください。
また、月1回の清掃時に給水管や便器周辺を点検し、10年を目安に部品交換を検討することで、水漏れを予防できます。
換気を徹底して結露を防ぐことも、水漏れ予防に効果的でしょう。


このような原因の特定が難しい場合は、水道屋メンテプロの専門スタッフが無料で診断いたします。


