なぜトイレが詰まりやすい?原因・対策とつまりにくくする予防策を解説

なぜトイレが詰まりやすい?原因・対策とつまりにくくする予防策を解説
  1. 詰まりやすいトイレの原因は、節水型トイレの水量不足・タンクへのペットボトル投入・高台設置・汚れ蓄積・経年劣化の5つ
  2. 今日からできる7つの対策を実践すれば、詰まりやすいトイレでも快適に使用できる
  3. 自分で対処できない場合は、料金体系が明確な修理業者に早めに依頼する

「またトイレが詰まった!」「うちのトイレは詰まりやすい気がする…」とお困りではありませんか?実は、詰まりやすいトイレには共通の原因があり、適切な対策で確実に予防できます。

本記事では、詰まりやすいトイレの5つの原因と効果的な対策7選を詳しく解説します。
対策だけでなく、応急処置の方法や修理業者への依頼タイミングもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

つまりやすいトイレの5つの特徴と原因

つまりやすいトイレの5つの特徴と原因

詰まりやすいトイレには以下5つの特徴があります。

  1. 節水型トイレで水量が不足している
  2. タンクにペットボトルを入れている
  3. 高い場所に設置されていて水圧が低い
  4. 便器内や排水管に汚れ・尿石が蓄積している
  5. 経年劣化で排水管や部品が老朽化している

効果的な対策を行うため、まずは原因を正しく理解していきましょう。

①節水型トイレで水量が不足している

節水型トイレの写真

詰まりやすいトイレの最も多い原因が、節水型トイレによる水量不足です。

従来型トイレでは「大」の洗浄に13L以上の水を使いましたが、最新の節水型トイレは3.8L〜6Lと大幅に減少しています。以下の表のとおり、1970年からの従来型と比べると、最新の節水型トイレは約80%もの節水を実現しています。

【表:トイレタイプ別水量比較(TOTO 公式データ)】

トイレタイプ販売期間大洗浄
TOTO C150E1970年~1993年※220L※1
TOTO NEW CSシリーズ1994年~※210L※1
TOTO ネオレストAH2007年~※25.5L※1
TOTO ネオレストNX2017年※23.8L※3

※1 参考:TOTO サステナビリティ 水を大切に 
※2 参考:TOTO 床排水便器
※3 参考:TOTO ニュースリリース

これらの新しいトイレは流す水量が少なく家計に優しいですが、使い方を誤ると詰まりやすいというデメリットも持ち合わせているのです。

特に、一度に大量のトイレットペーパーや排泄物を流すと、水量が足りずにつまりが起きやすくなります。節水型トイレは「サイフォンの原理」で洗浄が効率化されていますが、流し方によっては詰まるリスクがあると心得ましょう。

②タンクにペットボトルを入れている

つまりやすいトイレの原因として、節水のつもりでタンクにペットボトルを入れているケースもあります。

タンクにペットボトルを入れると流れる水量が不足し、詰まりやすいトイレになってしまいます。「水道代を節約したい」という意図は理解できますが、この方法は避けましょう。

水の流れが悪い、でもそれは故障によるものではないかもしれません。 落ち着いて、まずは一度ご確認ください。

まずは、タンクのふたを開けて中を見てみましょう。タンクの中に、異物が入っていたりしていませんか?

節水しようとして、タンクの中に何か入れていませんか?入っていたら取り除いてみましょう。

出典:水の流れが悪い | 修理 | お客様サポート | TOTO株式会社

上記のように、TOTOやLIXILといったメーカー公式サイトでも、タンク内への異物投入は推奨していません。タンクには何も入れず、「大」「小」の正しい使い分けで節水する対策が最適です。

このような節水方法は流れる水量が減るだけでなく、タンク内部品の故障リスクも高まります。もしトイレが故障したら、その修理費用は節約できた水道代を大幅に上回ることになるでしょう。

③高い場所に設置されていて水圧が低い

マンションの2階以上にある部屋や高台に建つ建物では、水圧不足でトイレがつまりやすくなります。

高い場所にあるトイレは平地より水道の水圧が低下するため、水の勢いが弱く流れきらないのです。特にタンクレストイレは水道直結型のため、水圧の影響を受けやすいでしょう。

高い場所にあるトイレで詰まりやすい場合、加圧装置の設置、またはタンク式トイレへの変更を検討しましょう。構造的な問題のため、使い方だけつまり対策するのは限界があると考えるべきです。

④便器内や排水管に汚れ・尿石が蓄積している

日頃の掃除を怠ると、「尿石」や汚れで排水口が狭くなり詰まりやすいトイレになります。 

尿石とは、尿に含まれるカルシウムが固まったもので、トイレの黄ばみの原因にもなる成分です。この尿石が排水口に蓄積すると、排水口の内径が狭まることで水の流れが悪化し、詰まりを引き起こします。

⑤経年劣化で排水管や部品が老朽化している

経年劣化で排水管や部品が老朽化している写真

そもそも、長年使用したトイレはだんだんとつまりやすくなるものです。

これは、各部品が劣化することで水量不足や水圧低下が起こりやすくなるためです。また、配管が劣化していくと錆びや汚れで内径が狭くなり、さらに詰まりは起きやすくなります。

長期間使われているトイレの場合、つまりの原因を解消するのに、部品交換だけで済む場合もあれば、トイレ本体や配管の交換が必要なケースも想定されます。そのため、10年以上トイレを使用している場合は、つまりの程度に関係なく専門業者による点検を受けるのが吉でしょう。

トイレを詰まりにくくするための対策7選

トイレを詰まりにくくするための対策7選

以下の7つの対策を実践することで一定、詰まりやすいトイレの状況を改善できます。

  1. トイレットペーパーと排泄物以外は流さない
  2. トイレットペーパーの使用量を減らす
  3. 複数回に分けて流す
  4. トイレットペーパー使用後は「大」レバーで流す
  5. 週に1回は便器を掃除する
  6. タンクにペットボトルを入れない
  7. ポケットを空にしてからトイレに入る

どれも簡単にできる対策ばかりですので実践してみてください。また、複数人で兼用しているトイレの場合、自身以外にも家族や同居人にも周知しましょう。

トイレットペーパーと排泄物以外は流さない

詰まりやすいトイレの対策で最も重要なのが、トイレに不要なものを流さないことです。
当たり前のように思えますが、特にティッシュペーパーなどは「大丈夫だろう」と流してしまっているケースも多いのではないでしょうか?

流してはいけないものは以下の通りです。

トイレに流すべきではない代表的なもの

  • ティッシュペーパー
  • おむつ・ナプキン
  • ペットシーツ
  • 流せるシート(できる限り避ける)
  • 食べ物・嘔吐物
  • タバコの吸い殻

これらは水に溶けず、詰まりの原因となります。特に「流せる」表示があるシートも、トイレットペーパーより溶けにくいため、ゴミ箱に捨てるのが賢明な対策です。

トイレットペーパーの使用量を減らす

トイレットペーパーは水に溶けますが、一度に大量に使うと詰まります。そのためペーパーの使用量をコントロールすることが、トイレをつまりにくくする重要な対策です。

一度に流すペーパーの量は、LIXIL公式サイトによると大洗浄で約5m、小洗浄で約2mが推奨されます。

ご使用上の注意

一度に大量のトイレットペーパーを流さないでください。一度に流すトイレットペーパーの量は大洗浄で約5メートル、小洗浄で約2mを目安にしてください。

参考:LIXIL公式サイト

使用量をコントロールする以外では、ウォシュレット機能を積極的に活用したり、水に溶けやすいシングルタイプのトイレットペーパーを使ったり、といった使い方がつまりの予防に良いでしょう。

複数回に分けて流す

詰まりやすいトイレへの効果的な対策が、複数回に分けて流すことです。たとえば、排泄物に対して1回、トイレットペーパーに対して1回といったように流しを分けることで、水量不足による詰まりを防げます。

また、タンクにしっかり水が溜まってから次を流すことも大切です。最初に流してから1〜2分待つことでタンクに十分な水が溜まりますが、その間隔を空けずに連続で流すと水量不足になるため、少し時間をおいてから流すように心がけましょう。節水型トイレの場合、この対策だけで詰まりを大幅に減らせます。

トイレットペーパー使用後は「大」レバーで流す

詰まりやすいトイレの対策として、「大」と「小」のレバーの正しい使い分けも重要です。「小」は男性の小用のみに使用し、トイレットペーパーを使ったら「大」で流しましょう。

「小」が節水になると思って「小」ばかり使用する人もいますが、たとえばTOTOの最新トイレ「ネオレストNX」では、「小」は3.3L、「大」は3.8Lと差はわずか0.5L程度です。節水のために「小」を多用しても大きな節約は見込めません。

このように、特に近年のトイレは「大」と「小」の使い分けによる節水効果はほぼありません。むしろ「小」で流して詰まらせ、修理費用がかかる方が損失は大きいでしょう。

週に1回は便器を掃除する

詰まりやすいトイレの対策として、定期的な掃除が欠かせません。 週に1回の掃除を徹底すれば、それだけで汚れや尿石の蓄積によるつまりを防げます。

汚れの種類別に、推奨する洗剤と使用頻度は以下の通りです。

汚れの種類おすすめ洗剤使用頻度
黒ずみ・カビトイレハイター週1回
尿石・黄ばみサンポール月1〜2回
日常的な汚れ食器用中性洗剤週2〜3回

掃除をする際に意識したいポイントとしては、便器の表面だけでなく、便器のフチ裏も忘れずに掃除することです。フチ裏は汚れが溜まりやすく、それによって尿石が蓄積すると排水口も狭まり、詰まりやすいトイレになってしまうからです。

タンクにペットボトルを入れない

詰まりやすいトイレを防ぐ対策として、誤った節水方法をやめることが重要です。

タンクにペットボトルを入れると水量不足で詰まるだけでなく、タンク内部品の故障リスクも高まります。ペットボトルがタンク内で動き、部品に引っかかる可能性もあります。

修理費用は節約できた水道代を大幅に上回るでしょう。前段で述べた通り、正しい節水対策は「小」と「大」のレバーを適切に使い分けることです。

ポケットを空にしてからトイレに入る

詰まりやすいトイレを防ぐ対策として、固形物の落下防止も重要です。スマホや鍵など、お尻ポケットに入れたものが便器に落ちるケースは意外と多いです。用を足すのに不要なものは、極力トイレに持ち込まないことがおすすめです。

子どもがいる家庭では、おもちゃを持ち込まないよう見守ることも大切です。トイレ内の棚に置いた物が落ちることもあるため、不要な物を置かないようにしましょう。

固形物が詰まると修理業者への依頼が必要になり、高額な修理費用がかかります。固形物による詰まりは予防を徹底することで、無駄な出費を避けられるでしょう。

トイレがつまりやすくなってしまった際の3つの応急処置

気を付けて使用していても、トイレが詰まりやすくなってしまうケースは起きます。そんな時は以下の3つの方法を試すことで、トイレの詰まりを解消できる可能性があります。

  1. 40~50度のお湯を流す方法
  2. ラバーカップ(すっぽん)を使う方法
  3. 重曹とクエン酸を使う方法

これらの応急処置により、トイレのつまりを自分で対処できる場合もあるため、落ち着いて実践してみてください。

①40~50度のお湯を流す方法

40~50度のぬるま湯でトイレのつまりを洗い流す方法

詰まりやすいトイレの応急処置として、40℃~50℃のお湯を流す方法は最も手軽な方法です。この手段はトイレットペーパーや排泄物がつまりの原因である場合に有効です。

【手順】

  1. 便器内の水位をチェックし、高ければ少し汲み出しておく
  2. バケツに40〜50度のお湯を用意する(温度計で測るのがベストですが、「お風呂より少し熱い程度」であれば問題ありません)
  3. お湯を1~2リットル程度、便器から50cm程度の高さからゆっくり注ぐ(落差をつけて勢いよく流すのがポイントです)
  4. 30分ほど放置してからトイレを流す

注意点として、熱湯は便器が割れる原因になるため、40~50度程度のぬるま湯を使用してください。陶器製の便器は急激な温度変化に弱く、ヒビが入る可能性があります。

また、この方法はトイレットペーパーや排泄物を柔らかくして流れやすくする対策です。固形物には効果がないため、固形物によるつまりが起きている場合は修理業者に依頼しましょう。

②ラバーカップ(すっぽん)を使う方法

詰まりやすいトイレの対策グッズとして、「ラバーカップ」は有用です。ホームセンターなどで手軽に入手できるため、常備しておくことをおすすめします。

【手順】

  1. ラバーカップのゴム部分が浸かる程度に、便器内の水位を調整する
  2. ラバーカップを排水口に密着させる
  3. ゆっくりと押し込んで空気を抜き、勢いよく引き上げる
  4. この動作を5~10回繰り返す

ラバーカップの使用方法のコツとしては、押すより引く時に力を入れることが重要です。引く力で詰まりの原因を手前に引き寄せ、流れやすくします。

なお、ラバーカップを用意する際、洋式用と和式用の違いに注意してください。洋式用はゴムカップ内に筒がついており、排水口に密着しやすい構造です。

重曹とクエン酸を使う方法

重曹とクエン酸でトイレのつまりを洗い流す方法

詰まりやすいトイレの対策として、重曹とクエン酸を使用する方法は、薬剤を使いたくない方におすすめです。

重曹とクエン酸の化学反応で、汚れを浮かせて流します。

【手順】

  1. 便器内の水位をチェックし、高ければ少し汲み出しておく
  2. 重曹を投入(約100g)し、排水口の周囲にまんべんなく振りかける
  3. クエン酸を投入(約50g)し、重曹の上からゆっくり振りかける(この段階でしゅわしゅわと発泡し、汚れを浮かせる作用が始まります)
  4. 40℃程度のぬるま湯を注ぐ(ゆっくり静かに注ぎ、泡を流さないように)
  5. 約1時間放置してからトイレを流す

この方法の注意点としては、十分な部屋の換気を行うことです。重曹とクエン酸が反応すると炭酸ガスが発生するため、必ず窓を開けたり換気扇を回したりしながら作業しましょう。
加えて、泡が飛び散る可能性があるため、新聞紙などで養生すると安心です。 

この方法は環境に優しく、トイレットペーパーや排泄物による軽度なつまりに効果があります。しかし、固形物には有効ではないですし、もし1時間経っても状況が改善しないなどがあれば、修理業者への依頼を検討してください。

【居住タイプ別】つまりやすいトイレの原因と対策

新築、マンション、賃貸など、居住タイプによっても詰まりやすさの原因と対策が異なります。ここからは、以下の居住タイプの原因と対策について解説します。

  • 新築住宅で詰まりやすい原因と対策
  • マンション・集合住宅で詰まりやすい原因と対策
  • 築年数が古い物件で詰まりやすい原因と対策

居住タイプに合わせた対策を実践しましょう。

新築住宅

新築住宅では、多くの物件で最新の節水型トイレが標準装備されています。節水型トイレは水量が3.8〜5Lと極めて少ないため、適切な使用が重要です。

また、新築でも排水管の勾配不足があることがあります。
設計や施工の問題で、水が流れにくい構造になっている可能性も考えられます。

対策としては、「大」レバーを使用し、複数回に分けて流す習慣をつけましょう。
新築の詰まりやすいトイレでも、正しい使い方で詰まりを予防できます。

マンション・集合住宅

高い場所にトイレがあるほど水圧は低下するため、マンションの2階以上は水圧不足の可能性が高いです。

共用排水管のつまりが自室に影響することや、他の部屋の使い方によって、排水がスムーズにいかない場合も出てきます。汚水桝の管理状態など、建物全体の排水設備のメンテナンスが不十分だと、詰まりやすくなる傾向にあります。

対策としては、賃貸の場合は管理会社・大家に相談してください。建物全体の問題であれば、個人での対応は難しいためです。タンクレストイレは加圧装置の検討も有効でしょう。

マンションの詰まりやすいトイレは、建物全体の問題の可能性もあるため、管理者への相談が有効な対策です。

築年数が古い物件

築年数が古い物件では、排水管の老朽化がトイレの詰まりにおける主な原因です。

また、節水型トイレと旧配管の不適合も考えられます。古い配管は水量が多い前提で設計されているため、節水型トイレでは流れにくい場合があります。

さらに、尿石の長年の蓄積も深刻な問題です。何十年も掃除されていない配管には、大量の尿石が付着している可能性があるでしょう。

対策としては、リフォーム時は配管工事も検討し、定期メンテナンスの実施がおすすめです。業者による高圧洗浄で、配管内の汚れを除去するのも効果的な対策です。
築古物件の詰まりやすいトイレは、根本的な対策として配管交換も視野に入れてください。

トイレつまりを修理業者へ依頼すべきケースと料金相場

自分での対策や応急処置が難しい場合は、早めに修理業者へ相談しましょう。無理に自分で対処しようとすると、かえって状況を悪化させる可能性があります。

具体的には、以下に当てはまるケースはすぐに修理業者へ依頼が必要です。

  • 固形物(スマホ・鍵・おもちゃ)を落とした
  • ラバーカップでも直らない
  • 1日以上経っても改善しない
  • 水が完全に流れない

上記のケースであるなら、自己判断での対処は避け、プロに任せることが賢明な選択です。たとえば、固形物が詰まった場合、無理に押し込もうとすると奥に入り込んでしまうため、専門の道具がないと取り出せないため、修理業者への依頼が必須です。

また、トイレを詰まらせてしまったときの修理料金の目安は以下のとおりです。

【作業内容別の目安】

作業内容料金目安作業時間
軽度の詰まり除去8,800円〜30分〜1時間
専用機器使用8,800円〜30分〜2時間

※2025年10月時点での目安です。

修理を依頼する際は、信頼できる修理業者を選ぶことが重要です。

詰まりやすいトイレのメーカー・モデル

特定のメーカーやモデルのトイレが詰まりやすいわけではありません。TOTO・LIXIL・Panasonicなどの主要メーカーは各社独自の洗浄方式を採用していますが、トイレの基本構造はほぼ同じであるためです。

詰まりやすさを決める要因は、排水管の勾配、建物の高さ(水圧)、配管の古さ、日常的な使い方、メンテナンス頻度などが大きいです。中でも重要なのは日常的な使い方とメンテナンス頻度で、たとえば、どれだけ高性能なトイレでも一度に大量のトイレットペーパーを流せばつまりは起きてしまうでしょう。

そのため、詰まりやすいトイレでお困りの場合、リフォーム等でメーカーを変えるよりも、まずは本記事で紹介した7つの対策を実践することが効果的です。

詰まりやすいトイレも正しい対策で快適に

詰まりやすいトイレの5つの原因は、「節水型トイレの水量不足」「タンクへのペットボトル投入」「高台設置による水圧不足」「汚れ・尿石の蓄積、経年劣化による配管の老朽化」です。

トイレの構造として、排水路の堰で引っかかりやすく、S字・U字の曲がりで詰まりやすいことを理解しましょう。また、サイフォンの原理により少ない水で流す仕組みですが、使い方次第で詰まりやすくなります。

今日からできる7つの対策を実践することで、トイレが詰まるリスクを抑えられます。
「トイレットペーパーと排泄物以外流さない」「使用量を減らす」「複数回に分けて流す」「「大」レバーを使用する」「週1回の掃除」「タンクに何も入れない」「ポケットを空にしてトイレを使う」ことが重要です。

詰まった時の応急処置は、40度~50度程度のお湯を流す、ラバーカップを使う、重曹とお酢を使うの3つの方法を試しましょう。
自分で対策できない場合は早めに修理業者へ依頼してください。

詰まりやすいトイレでも、日々の使い方とメンテナンスという対策次第で快適に使用できます。
特に節水型トイレは、正しい使い方を心がければ詰まりを防ぎながら大幅な節水が可能です。

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