- トイレを流した後のポタポタ音が3分以上続く場合は水漏れの可能性が高く、タンク内部品の劣化や給水管の不具合が原因
- 応急処置として「止水栓を閉める→電源を抜く→床を拭く→水を抜く」の4ステップを実施し、早急に修理業者へ相談する
- トイレを流した後のポタポタ音を放置すると、水道代増加や床下浸水・階下への被害が発生するリスクがある
トイレを流した後、「ポタポタ」と水が落ちる音が気になっている方もいるのではないでしょうか。結論、ポタポタ音が3分以内に止まれば正常ですが、それ以上続く場合はトイレのタンク内や、給水管からの水漏れが起きている可能性があります。
本記事では、トイレを流した後のポタポタ音がする原因と応急処置の方法、修理が必要かどうかの判断基準について解説します。実際にトイレを流した後のポタポタ音を経験した方の声も紹介しますので、参考にしてください。
トイレを流した後にポタポタと音がする場合の緊急性
トイレを流した後にポタポタと水の落ちる音がしても、すべてが異常というわけではありません。
水を流してから3分程度でポタポタ音が止まる場合は、給水管内に残った水滴がタンク内に落ちている音なので正常です。これはTOTOなどのメーカーも公式に認めている現象で、心配する必要はないでしょう。
Q.便器洗浄後、タンク内部からのポタポタという音ではないですか?
A.タンクに水が溜まった後にも、給水管内(ボールタップ)に残っている水が少しずつ滴下している音です。3分間程度で止まれば正常です。
3分間以上滴下が続くようであれば修理依頼となります。
出典:便器洗浄後、タンク内部からのポタポタという音ではないですか? | TOTO
一方で、3分以上経っても音が続く場合や、水を流していないのに音がする場合は、どこかで水漏れが発生している可能性が高くなります。まずは音が止まるまでの時間を計測し、継続するようであれば水漏れを疑いましょう。
トイレ洗浄後にポタポタ音が止まらない時の応急処置
ポタポタと音が3分以上続く場合、まずは以下の応急処置を行い、被害の拡大を防ぎましょう。
- ステップ①:止水栓を閉めて水の流れを止める
- ステップ②:ウォシュレットの電源コードを抜く
- ステップ③:濡れている箇所を拭き取る
- ステップ④:タンク内の水を抜く
応急処置を行うことで、水漏れによる水道代の増加や床材の損傷を最小限に抑えられます。落ち着いて順番に対処しましょう。
ステップ①:止水栓を閉めて水の流れを止める

最初に行うべき応急処置は、止水栓を閉めてトイレへの給水を止めることです。止水栓はトイレの壁または床に設置されており、マイナスドライバーで時計回りに回すと閉まります。
ハンドル式の場合は、手で右回りに回して閉めてください。
閉める際は、後で元の水量に戻せるよう、何回転させたかを記録しておきましょう。スマートフォンで写真を撮っておくと、開ける際の参考になります。止水栓を閉めることで、トイレへの給水が停止し、水漏れの進行を食い止められるでしょう。
ステップ②:ウォシュレットの電源コードを抜く
2つ目の応急処置は、ウォシュレットの電源プラグを抜いて感電を防ぐことです。水漏れで電源コードが濡れると感電の危険があるため、電源プラグを抜き、ガムテープなどで高い位置に固定しておきましょう。
ウォシュレットは電化製品なので、水に濡れると故障だけでなく、感電や火災のリスクもあります。安全のため、必ず電源を抜いてから作業を進めてください。コンセントが濡れている場合は、乾いたタオルで拭いてから抜くようにしましょう。
ステップ③:濡れている箇所を拭き取る
3つ目の応急処置は、床や濡れている箇所をタオルで拭き取ることです。床が濡れている場合は、タオルやキッチンペーパーで拭き取ります。トイレットペーパーを大量に使うと詰まりの原因になるため避けてください。
水漏れがひどい場合は、バスタオルを床に敷き詰めて床下への浸水を防ぎましょう。床がフローリングの場合、長時間濡れたままにすると膨張や変形する可能性もあるので要注意です。クッションフロアの床の場合は、継ぎ目から下地に水が浸入する可能性があるため、継ぎ目部分も丁寧に水気を拭き取ることを意識してください。
ステップ④:タンク内の水を抜く
4つ目の応急処置は、トイレタンク内の水を完全に抜くことです。止水栓を閉めた後、トイレレバーを回してタンク内の水を流し、水を抜いておきましょう。灯油ポンプがあればスムーズに抜けますが、ない場合はペットボトルを切って水を汲み出す方法もあります。
タンク内に水が残っていると、修理作業中に水が溢れる可能性があるため、できるだけ水を抜いてください。このような応急処置を行うことで、トイレタンクの水漏れ被害を最小限に抑えられます。ただし、応急処置はあくまで一時的な対処です。この後、修理業者へ連絡しましょう。
トイレを流したらポタポタと音がする箇所と原因

ポタポタと音のする原因は、音が発生している場所によって異なります。
- トイレタンク内部
- 給水管・止水栓周辺
- タンクと便器の接合部
- ウォシュレット
上記4つの場所における原因を理解することで、どこが悪くなっている可能性が高いかアタリを付けることができます。音がする場所ごとに、どのような部品の不具合や破損が考えられるか解説していきます。
トイレタンク内部

トイレのタンク内部から音がする場合、さらに以下の部品の劣化や破損へ原因が分かれます。
- ボールタップ・浮き球の不具合
- フロートバルブの劣化
- オーバーフロー管の破損
- レバーの故障
ボールタップ・浮き球の不具合
「ボールタップ」や「浮き球」の不具合により、タンクへの給水が止まらずポタポタ音が続きます。ボールタップや浮き球は、タンク内の水位を調整する部品で、浮き球が破損したり位置がずれたりすると、給水が止まらなくなるのです。
浮き球を手で持ち上げて水が止まれば浮き球の問題、止まらなければボールタップ本体の故障が疑われるでしょう。節水目的でタンクにペットボトルを入れている場合も、浮き球の動きが阻害されて正常に機能しないことがあります。ボールタップ内部のパッキンが劣化して硬化すると、給水が止まらなくなります。
フロートバルブの劣化
「フロートバルブ」の劣化により、便器内に水が流れ続けてポタポタ音が発生します。フロートバルブとは、便器への水の流れを止めるゴム栓部分で、ゴムが劣化して縮んだり破損したりすると、隙間から便器内に水が流れ続けてしまうのです。
タンクのフタを空けて、フロートバルブを手で触わり黒い汚れが付く場合は、ゴムが劣化していると言えます。
また、チェーンが絡まったり、他の部品に引っかかったりしている場合も同様の症状が出ます。フロートバルブは消耗品なので、定期的な交換が必要です。
オーバーフロー管の破損
「オーバーフロー管」の破損により、タンクから便器へ水が流れ続けてポタポタ音が止まりません。オーバーフロー管とは、タンク内の水位が上がりすぎた時に水を逃がす管で、亀裂が入ると便器内に水が流れ続けます。
万が一、オーバーフロー管が破損している場合、タンクに水が貯まらないため、ずっとポタポタ音が聞こえる状態になってしまうのです。オーバーフロー管には「WL」という文字が刻印されており、その位置から2〜3cm下がタンクの適正水位です。水位がWLを超えている場合は、ボールタップの不具合も疑われます。
レバーの故障
トイレのレバーの故障により、フロートバルブが開いたままになると水が流れ続けます。レバーを回した後、戻らない状態が続く場合はレバー本体の交換が必要です。
レバーが固定されているナットが緩んでいる場合もあるので、まずはナットを締め直してみてください。レバー自体の破損や変形が原因の場合は、部品の交換が必要になります。
トイレのレバーが取れた・折れたときの直し方!交換手順や修理費用も解説
給水管・止水栓周辺

給水管や止水栓周辺から音がする場合は、以下2つの不具合が考えられます。
- 給水管のナットの緩み
- パッキンの劣化
それぞれの原因について解説していきます。
給水管のナットの緩み
給水管のナットが緩むことで、接続部分から水が漏れてポタポタ音が発生します。床に水溜まりができている場合は、給水管のナットの緩みが原因の可能性が高いです。
モンキーレンチでナットを締め直すことで、水漏れが止まる傾向にあります。ただし、締めすぎると破損する可能性があるため、適度な力で締める必要があるので注意しましょう。
パッキンの劣化
パッキンの劣化により、接続部分に隙間ができて水漏れが発生します。パッキンの寿命は約10年といわれており、定期的な交換が必要です。
パッキンはホームセンターで購入できますが、トイレの型番に合ったものを選ぶ必要があります。パッキンを交換しても水漏れが止まらない場合は、給水管本体の破損が疑われます。
タンクと便器の接合部
タンクと便器の接合部から音がする場合、密結パッキンの劣化が原因です。密結パッキンは、タンクから便器に給水する際に水漏れを防ぐ役割を持っています。
密結パッキンの交換はタンクを取り外す必要があるため、修理業者への依頼がおすすめです。自分で作業するとタンクを落として破損させる恐れがあるため、無理をせず修理業者に任せましょう。
ウォシュレット

ウォシュレットから音がする場合、ノズルの故障・パッキンの劣化・接合部の緩みが原因です。使用していないのにノズルから水が出ている場合は、故障している可能性が高いと言えます。
ウォシュレットは電化製品のため、自分で修理すると感電の危険があります。メーカーのサポートセンターまたは修理業者に相談してください。
水道屋メンテプロでは、豊富な修理実績からどのような修理も承ることが可能です。また、修理は見積もり後に行うため、不当な請求もありません。
トイレを流した後のポタポタ音が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
トイレを流した後のポタポタ音で困っている人の実際の声
実際にトイレのポタポタ音を経験した方々の声を集めました。「自分と同じだ」と感じる症状があれば、それが原因特定のヒントになります。現在の症状と同じような体験談があるか、確認してください。。
夜中の音が気になって眠れない
「トイレから、ポタ・・ポタ・・ポタ・・と水漏れの音がします。
タンクの中を見てみると、ボール状の浮き(?)みたいなものにつながるパイプから水がこぼれています。
そのボール状の浮きを指でグッと(5ミリ~10ミリくらい)持ち上げると、ポタポタは止まります。
が、指を離すと下がってまたポタポタポタ。。。。。完全に水を止める位置までその浮きが上がりきらないのが直接の原因っぽいのですが・・・
どこをどう直せばいいのでしょうか?タンクに水のたまる量が少なすぎて、浮きを水が止まる位置まで上げられないのでしょうか?
それとも、ボール状の浮きを支えてる部分(金具?)が劣化してて、浮きを正常な位置まで持ち上げきらないのでしょうか?このままだと、水道代にも影響があるし、水漏れのポタポタ音がかなり耳障りです。(特に夜中)
自分で直せる範囲じゃないでしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋」
このような症状の場合、浮き球またはボールタップの不具合が考えられます。部品交換で直せる傾向にあるため、すぐに修理業者へ依頼しましょう。
微量だから様子見していたが不安
「トイレタンクから数秒に一滴ずつポタポタと水が出ている音がします。止まっている時もあります。
便器には水は漏れてきていないので、微量漏れなんだと思います。30年くらい使用しているTOTOの三角タイプタンクが角に設置してある古いトイレです。
タンク内のボールタップとか底のゴムの劣化なのでしょうが、今のところ微量なので様子見しています。引用:Yahoo!知恵袋」
古いトイレの場合、タンク内のボールタップや底のゴムが劣化している可能性が高いです。年数が経過していると交換部品の入手が困難な可能性もあります。微量でも継続的な水漏れは、長期的に見ると水道代の増加につながります。早めに修理業者へ見てもらい、応急処置もしくは修理が必要です。
音の頻度が増えて水道代が心配
「2週間ほど前くらいからトレイタンクの方からポタポタ音がなり始め、最近は20-30分に1回ほどの頻度で流れる様な音がタンクの方で響いています。
うるさいですし、水道代も掛かりそうなので1度見てもらおうかと思っているのですが、これは一体何が起こっているのでしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋」
音がうるさいだけでなく、水道代がかさむのではないかと心配になる体験談です。このように症状が悪化していく場合は、早めの対処が必要になるでしょう。頻度が増えているということは、水漏れが進行している証拠です。
ポタポタ音の修理を業者へ依頼すべき判断基準と料金相場
ポタポタ音の原因がわかったら、自分で修理できるか判断しましょう。以下のケースに該当するのであれば、DIYに慣れていない方でも比較的簡単に修理できます。
DIYで対処できるトイレのポタポタ音の原因
- ナットの緩みをモンキーレンチで締め直す
- チェーンの絡まりを直す
- 止水栓のパッキンを交換する
原因が止水栓接続部の緩みやパッキンの場合は、自分でも対処可能です。パッキン交換はトイレの型番に適合する部品を選ぶ必要があるため、取扱説明書やメーカーのサイトで確認してから購入してください。タンクの品番は、タンクの内側や便器の裏側に記載されていることが多いです。
ただし、無理に自分で修理しようとすると、症状が悪化したり新たなトラブルを招いたりする可能性があります。以下の場合は、専門的な技術や工具が必要なため、修理業者へ依頼しましょう。
専門業者へ依頼すべきケース
- オーバーフロー管の交換
- 密結パッキンの交換
- ウォシュレットの修理
- ボールタップやフロートバルブの交換
- 給水管本体の交換
- 原因が特定できない場合
業者に修理を依頼した場合の、主な費用の相場は以下の通りです。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 密結パッキンの交換 | 17,600円〜 |
| ボールタップの交換 | 14,300円〜 |
| フロートバルブの交換 | 8,800円〜 |
※2025年11月の料金相場です。
上記に加えて、深夜・早朝の場合は割増料金がかかる業者もあります。複数の箇所に不具合がある場合は、追加料金が発生する可能性もあるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。出張費や作業費が別途かかる修理業者もあるので、総額を確認してから依頼してください。
水道屋メンテプロでは、どのような作業でも修理前に見積もりを提示させていただきます。そのため、修理後に高額請求するようなことはありません。また、数多くの修理実績からノウハウも豊富なため、確実な修理が可能です。
トイレを流した後のポタポタ音でお困りの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
ポタポタ音の放置で水道代が高くなってしまう?
トイレのポタポタ音を放置すると、水漏れによる二次被害の危険性があります。
まず、水漏れしている状態を放置すると、水道代が上がる可能性があります。一見微量に見える水漏れでも、流れ続けることで膨大な水量になり、その費用は基本的に家主が負担することになります。
お客さまの敷地内の水道設備(給水装置)は、お客さまの責任において管理いただくこととなっていますので、水漏れがあった場合には、修理費や漏れた水に対する上下水道料金もお客さまのご負担になります。
出典:水漏れした場合の上下水道料金 | 名古屋市上下水道局
もし、1滴が約0.25ミリリットル程度だとすると、1秒に1滴のペースなら1か月でおよそ0.65立方メートルの水を浪費し、水道・下水料金合わせて100〜200円程度の増加になります。タンク内の水漏れは目視では気づきにくく、水道代の請求書を見て初めて発覚することも少なくありません。定期的にタンクの蓋を開けて確認するか、水道メーターのパイロットをチェックして、水を使っていないのに回転していないか確認しましょう。
賃貸や集合住宅でトイレのポタポタ音を修理する場合の費用負担者は?
賃貸物件でトイレを流した後のポタポタ音が止まらず、水道代が高額となった場合、誰が負担するかは原因によって異なります。
大家や管理会社が費用負担する可能性のあるケース
- 経年劣化による部品の故障
- 通常の使用で発生した水漏れ
- 入居前から存在していた不具合
トイレの部品は消耗品なので、経年劣化による故障は貸主の責任範囲となる可能性があります。
入居者が費用を負担するケース
- 故意または過失による破損
- メンテナンス不足による水漏れ
- 異物を流すなど不適切な使用による故障
タンクに物をぶつけて破損させた、異物を流して詰まらせたなど、入居者の責任による水漏れは自己負担となります。また、水漏れに気づいていたにも関わらず長期間放置した場合も、入居者の責任が問われる可能性があるでしょう。
トイレを流した後のポタポタ音は早期対処で被害を最小限に
トイレを流した後のポタポタ音は、3分以内に止まれば正常ですが、継続する場合は水漏れの可能性が高くなります。早期に対処すれば修理費用も被害も最小限に抑えられるでしょう。音が止まらない場合は、まず止水栓を閉めて応急処置を行ってください。
タンク内のボールタップやフロートバルブの劣化が主な原因で、簡単な修理は自分でもできますが、不安な場合は業者に依頼するのが安全です。放置すると水道代が増加し、床下浸水や階下への被害など二次被害のリスクもあります。
どこから音がしているかを確認し、この記事で紹介した手順に沿って対処してください。原因が特定できない場合や、自分での修理が難しい場合は、修理業者へ依頼しましょう。
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