- トイレレバーが取れたら、バケツで水を流すかタンク内の鎖を直接引いて応急処置する
- レバーが取れる原因は、固定ナットの緩み・レバー本体の破損・軸の折れ・取り付け不良・型番不適合の5つ
- 自分で再装着できない場合は、料金が明確・実績公開・説明が丁寧な業者に依頼するとよい
トイレレバーが取れたら、まず原因を特定することが重要です。固定ナットの緩みや取り付け不良であれば自分で再装着でき、レバー本体の破損や軸の折れであれば新品への交換が必要になります。
本記事では、トイレのレバーが取れた時の応急処置方法と、自分で再装着・交換する具体的手順と、専門業者に依頼する際の費用相場を解説します。
トイレのレバーが取れたり折れたりする5つの原因
トイレレバーが壊れてしまう原因を特定すれば、再装着で済むのか、もしくは交換が必要なのかを判断できます。レバーの状態を確認して、以下5つの原因から該当するものを見つけてください。
- 原因①:固定ナットの緩みによる脱落
- 原因②:ハンドル本体の破損・折れ
- 原因③:軸(金属部分)の折れ・破損
- 原因④:取り付け不良による外れ
- 原因⑤:部品の型番不適合
原因①:固定ナットの緩みによる脱落
トイレのレバーが取れる1つ目の原因は、タンク内側の固定ナットが緩んで脱落することです。
長年の使用によりレバーを回す振動が蓄積すると、トイレタンク内側のナットが徐々に緩んでいきます。特に使用頻度が高い家庭では、5〜7年程度でナットが緩むケースがあるでしょう。
トイレのレバーが外れる前兆として、レバーを回した時にガタつきを感じることがあります。ナットの緩みだけが原因であれば、トイレのレバー本体は破損していないため、締め直すことで元通り使用できます。
モンキーレンチやスパナなどの工具で時計回りに締めれば、10〜15分程度の作業で再装着が可能です。ただし、ナットを締めすぎるとレバーが動かなくなるため、適度な力加減での締め付けが重要です。
原因②:ハンドル本体の破損・折れ
2つ目は、ハンドル本体が破損したり折れたりしてしまうケースです。
トイレのレバーハンドルは多くがプラスチック製のため、経年劣化は避けられません。日光や温度変化、流す際の水道水の影響で、プラスチックが徐々に劣化していきます。
10〜15年使用すると経年劣化で破損しやすくなり、トイレのレバーにひび割れが入ったり突然折れたりする可能性があります。特に、トイレのレバーの付け根部分は力がかかりやすく、破損しやすい箇所です。
トイレのレバーが破損している場合は、締め直しでは解決できないため、新品への交換が必要になります。破損したままトイレのレバーをそのまま使い続けると、突然完全に折れてトイレを流せなくなる可能性があるため、早めの交換をしましょう。
原因③:軸(金属部分)の折れ・破損
レバーが取れてしまう3つ目の原因は、レバーとタンクをつなぐ軸部分が折れて破損することです。
必要以上に力を入れて回したり、勢いよく回しすぎたりすると、レバーの軸が折れてしまいます。子供が遊びでレバーを引っ張ったり、掃除の際に誤って強い力をかけたりすることでも破損します。
また、手すり代わりにレバーに体重をかけると、軸部分に過度な負担がかかり折れる原因になってしまうのです。レバーの軸は金属製が多いですが、中には耐久性の弱いプラスチック製の部品が使われている場合もあります。
軸が折れた場合、レバーハンドルとタンクの接続部分が機能しなくなるため、レバー一式を新品に交換する必要があります。普段からレバーを優しく扱うことで、トイレのレバー軸の破損トラブルの予防策になります。
原因:④取り付け不良による外れ
トイレのレバーが取れる4つ目の原因は、DIY交換時に部品を正しく装着しなかったことです。
レバーを自分で交換した際、「ナットが空回りしてしまう」「部品の向きが違う」「締め付けが不十分」だと、外れやすくなります。取扱説明書の解説を読まずに作業を進めると、このようなトラブルが起こりやすいでしょう。
また、レバーの突起部分を正しい位置に合わせずに取り付けると、すぐに外れてしまいます。部品の種類が合っていない場合も、うまく固定できずに外れる原因になりえます。
取り付け不良の場合、レバー本体は破損していないため、正しい手順で再装着すれば問題なく使用できます。作業前に取扱説明書をしっかり確認し、各部品を正しく組み立てることが重要です。
原因:⑤部品の型番不適合
トイレのレバーが取れてしまう5つ目の原因は、メーカーや型番が異なる部品を使用したことです。
トイレのレバーは、メーカーや型番によって軸の長さや取り付け穴のサイズが異なります。そのため、適合しない部品を使用すると、正しく固定できずにすぐにレバーが外れてしまいます。
ホームセンターで購入する際、見た目が似ているからと確認せずに購入すると、部品の型番が合っていないトラブルが起こりやすくなります。汎用タイプのレバーもありますが、すべてのトイレに対応しているわけではないため注意が必要です。
購入前に必ずタンクの側面や下部にあるラベルで、メーカー名と品番を確認してください。
古いレバーを持参してホームセンターの店員に相談すれば、適合する部品を案内してもらえるでしょう。

部品の購入間違いや取り付け不良を防ぎたい方、トイレのレバー交換は水道屋メンテプロにお任せください。豊富な実績やノウハウから、「トイレのレバーが取れた」というトラブルにも適切に対応が可能です。「トイレのレバーが取れた。どうすればいいのかわからない」と困っている方は、ぜひ一度ご連絡ください。
取れたトイレのレバーを自分で再装着する方法
トイレのレバーが折れたり破損したりしていなければ、自分で再装着できる可能性があります。固定ナットの緩みや取り付け不良が原因の場合、以下の手順で元に戻せます。

レバーを再装着する手順
- ステップ①:止水栓を閉める
- ステップ②:タンクのフタを外して内部を確認する
- ステップ③:タンク内の水を抜く
- ステップ④:外れた部品をタンクに差し込みナットで固定する
- ステップ⑤:鎖を取り付けて動作確認する
新品レバーへの交換も同じ手順で可能です。
また、自分で再装着する場合は、以下の道具を揃えておくとスムーズに作業できます。
レバーの再装着の際に準備しておくもの
- マイナスドライバー(止水栓用)
- モンキーレンチまたはスパナ(10~12mmのもの ※メーカーごとに差異あり)
- 懐中電灯(タンク内確認用)
- 雑巾・タオル
- スマートフォン(止水栓の位置撮影用)
それでは、トイレのレバーが取れた場合の再装着方法を詳細に解説していきます。
ステップ①:止水栓を閉める
取れたトイレのレバーを再装着する際は、最初にトイレタンクへ水を供給している元栓である「止水栓」を止めます。トイレタンク横の壁側または床側にある止水栓を、マイナスドライバーで時計回りに完全に閉めてください。

止水栓は銀色の金具で、マイナスドライバーの溝が入ったタイプとハンドル式があります。
ハンドル式の場合は、手で時計回りに回して閉めましょう。
なお、止水栓を閉める前の位置をスマートフォンで撮影しておくと、後で再び開ける際に戻しやすくなります。開きが足りないとトイレタンクに水が貯まるまで時間がかかるため、写真での記録は重要です。
ステップ②:タンクのフタを外して内部を確認する
止水栓を止めたら、トイレタンクのフタを両手で垂直に持ち上げて外します。フタは陶器製で重いため、落として割らないよう慎重に扱いましょう。床に置く際は、タオルなどを敷いて保護することがおすすめです。
「手洗い管」が付いているフタの場合は、接続部のナットを反時計回りに回して外してください。手洗い管の給水ホースは、ナットを緩めるだけで簡単に外れるので、無理に引っ張らず、ナットを緩めてから外しましょう。
ステップ③:タンク内の水を抜く
タンクのフタを外したら、タンク内の水を抜く作業に移ります。次のステップでレバーの装着作業に入りますが、必ず完全にタンクの水を抜いてから作業を開始してください。
タンク内の鎖を手で引いてフロートバルブを持ち上げると、底部の「排水弁」が開き、タンク内の水が便器に流れます。ステップ①でしっかりと止水栓を閉められていれば、新しく水が供給されることはありません。

もし、フロートナルブにつながる鎖が見つからない場合は、懐中電灯でタンク内を照らして確認しましょう。フロートバルブは黒いゴム製の部品で、タンク底部にあります。
ステップ④:外れた部品をタンクに差し込みナットで固定する
トイレのタンク内の水が抜けたら、取れたトイレのレバーをタンクに差し込み、ナットで固定していきます。樹脂製のナットであれば、手で絞めてしまいましょう。

もし金属製のナットであった場合は、まずタンク内側からナットを手で時計回りに回して仮止めしてください。次に、モンキーレンチやスパナを使って適度な力で締め付けましょう。締めすぎると「レバーが動かない」や、「レバーは回せたけど戻らない」などの症状が現れるため、レバーが回る程度の締め具合に調整します。
ナットを締める際は、レバーを外側から手で押さえるとナットだけが回りやすくなります。
適度な締め具合は、レバーを動かして確認しながら調整しましょう。
なお、金属製ナットを締められるスパナはメーカーごとにサイズ差異があるため(10mmから12mmのサイズが目安)、もしサイズが不明確な場合は調整可能なモンキーレンチの用意が良いでしょう。
新品レバーに交換する場合も同じ手順です。製品によっては「レバーの突起が真上に来るように」など、取り付け方が指定されている場合があるため、取扱説明書を必ず確認してください。
ステップ⑤:鎖を取り付けて動作確認する
外れたトイレのレバーを取り付けたら、レバーの先端にあるフックに鎖を引っ掛けます。
次に、タンクのフタを戻し、止水栓を①で撮影した位置まで開けてタンクに水を供給します。タンクに水が貯まったら、レバーを回して以下のチェック項目を確認しましょう。
- レバーがスムーズに回るか
- レバーを離すと元の位置に戻るか
- 水が正常に流れて止まるか
- レバー周辺から水漏れがないか
- タンクへの給水が正常に停止するか
これらすべてを確認し、問題なければ作業完了です。

トイレのレバー装着は一見簡単に思えますが、初めての場合は不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。正確な作業による修理を希望する方は、水道屋メンテプロにぜひお任せください。
「自分でトイレのレバーの交換は難しい」と感じた方は、お気軽にお問い合わせください。
トイレレバーの修理を専門業者に依頼すべき3つのケース
トイレのレバーが取れたときに、DIYで対処してしまわずに、すぐに修理業者に依頼すべき3つのケースは以下の通りです。
- ケース①レバーを再装着・交換しても水が流れない
- ケース②原因が特定できない
- ケース③ボタン式・オート洗浄式のトイレを置いている
ケース①と②の場合は、トイレのレバー以外の部品も故障している可能性があります。フロートバルブの劣化、ボールタップの故障、オーバーフロー管の破損…など複合的な要因が考えられます。無理に自分で触ると状況を悪化させる恐れがあるため、修理業者に頼りましょう。
ケース③は、電子部品が使われているタイプで、ウォシュレット一体型便器なども該当します。これらのタイプは修理に感電や故障の危険があるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
トイレのレバー修理を業者に依頼する方法と料金相場
自分で修理できない場合や原因が分からない場合は、修理業者への依頼を検討してください。適正価格で確実に修理してもらうため、以下の修理料金の目安をおさえておきましょう。
| 作業内容 | 作業料金(税込) | 作業時間目安 |
|---|---|---|
| タンク内レバー交換 | 8,800円〜 | 約40分 |
※上記料金は作業料金のみで、別途部品代が必要な場合があります
上記は一般的な料金相場ですが、当「水道屋メンテプロ」では状況によって修理費用を抑えられる場合があります。トイレの使用年数が短い場合や、レバー以外の部品に問題がない場合は、最小限の部品交換で対応可能です。

複数箇所の修理を同時に依頼いただくことで、作業効率が上がり費用を削減できるケースもあるでしょう。「トイレレバーが取れたが、自分で直す自信がない方」や「作業前に正確な見積もりを知りたい方」は、水道屋メンテプロにぜひ一度ご相談ください。
トイレのレバーが破損した際に応急的に水を流す方法
トイレのレバーが取れた・壊れた際に、水を流せなくて困っている人は以下の応急処置を試してください。
- バケツで水を流す
- タンク内の鎖を直接引いて水を流す
バケツでトイレの水を流す
トイレのレバーが取れたときの応急処置として、バケツで水を流す方法があります。
準備としてバケツに6〜8リットルの水を用意し、便器周りに新聞紙やタオルを敷いて、水はね対策をしてください。
準備ができたら、4リットルの水を便器に流し込みましょう(便器の排水口に向けて勢いよく注ぐのがコツです)。排水が始まったら、残り3〜4リットルの水を静かに流し入れてください。この手段が上手くいけば、レバーなしでも排泄物を流せます。一度で流れきらない場合は、同じ手順を繰り返しましょう。
タンク内の鎖を直接引いて水を流す
トイレのレバーが取れたときの応急処置方法2つ目は、タンク内の鎖を直接引いて水を流す方法です。
タンクのフタを開け、中にある鎖を手で引き上げてみてください。上手く引きあがれば鎖の先にあるフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器に流れ出します。これにより、レバーが取れていても、一時的に水を流せます。
あくまで応急処置なので、早めの修理がおすすめです。
新品トイレのレバー購入方法と費用目安【TOTO・LIXIL】
自分で新品のトイレのレバーに交換する際の購入方法などを紹介します。
新品レバーを購入する際は、メーカーと型番を確認してから適合品を選ぶ必要があるため、DIYに自信がない人は専門業者へ交換依頼をするようにしましょう。
型番の確認方法
タンクの型番は、タンク側面または下部に貼られているラベルに記載されています。
ラベルには、メーカー名と品番が記載されています。トイレのタンク側面や下部にラベルが見つからない場合は、取扱説明書をチェックしてください。
説明書も見つからない場合は、古いレバーを外してホームセンターに持参しましょう。
店員に相談すれば、適合するレバーを案内してもらえるでしょう。
型番を写真で撮影しておくと、購入時に便利です。
メーカー別の価格相場
TOTO製トイレレバーの価格相場は以下の通りです。
- 品番例:HH0703R、HH07031など
- 価格相場:2,750〜2,915円(税込)
LIXIL(INAX)製トイレレバーの価格相場は以下の通りです。
- 品番例:TF-B180A-CF、TF-3890A-CFなど
- 価格相場:572〜1,639円(税込)
どの商品を購入していいかわからない方は、プロの修理業者に依頼しましょう。
トイレのレバーが壊れてしまった際に関するよくある質問
トイレのレバーが取れたり折れたりした際によくある質問を紹介します。
- トイレのレバーは新品交換を自分でできますか?
- 賃貸住宅でレバーが取れた場合の対処法は?
- トイレレバーの耐用年数はどれくらいですか?
それぞれの質問に1つずつ回答していくので、参考にしてください。
トイレのレバーは新品交換を自分でできますか?
再装着手順と同じ方法で新品レバーへの交換も可能です。
ただし、タンク内部の他の部品を誤って破損させるリスクがあります。
以下のケースでは修理業者へ依頼することがおすすめです。
- DIY作業に慣れていない
- タンク内部の構造が分からない
- レバー以外の部品も劣化している可能性がある
- 10年以上使用しているトイレ
修理業者に依頼すれば、レバー交換と同時にタンク内部の点検も行ってもらえます。
他の部品の劣化も早期発見できるため、将来的なトラブルを防げるでしょう。
賃貸住宅でレバーが取れた場合の対処法は?
まず管理会社または大家に連絡してください。
経年劣化による故障は、貸主負担で修理してもらえるケースが多いです。
勝手に修理すると契約違反になる可能性があるため、必ず事前に相談しましょう。
応急処置としてバケツで水を流す方法は実践しても問題ないでしょう。
トイレレバーの耐用年数はどれくらいですか?
一般的に10〜15年が寿命の目安です。
レバーを回した時に引っかかる、空回りする、元に戻りにくいなどの症状が出たら交換時期です。
プラスチック製のレバーは経年劣化しやすいため、早めの交換を検討してください。
使用頻度が高い家庭では、10年未満で劣化することもあります。
トイレのレバーが取れたら原因を確認して適切に対処を
トイレのレバーが取れた場合、まず原因を正しく特定することが重要です。
固定ナットの緩みや取り付け不良が原因であれば、モンキーレンチやスパナを使って自分で再装着が可能です。
一方で、レバーハンドルの破損やレバー軸の折れが確認できた場合は、TOTO・LIXILなどメーカーに合った新品レバーへの交換が必要になります。
DIYで対応する場合、止水栓を閉めてからタンクのフタを外し、タンク内の水を抜いてレバーを固定し、鎖を取り付けて動作確認するという一連の手順を正しく実行することが大切です。
ただし、タンク内部の構造が分からない、レバー以外にも水漏れや異音がある、10年以上使用しているトイレで他の部品の劣化も心配という場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
修理業者に依頼すれば、レバー交換と同時にタンク内部の総合点検も行ってもらえるため、将来的なトラブルを未然に防げるでしょう。
トイレのレバーが取れた緊急時には、バケツで水を流す方法やタンク内の鎖を直接引く応急処置も有効ですが、あくまで一時的な対処法として活用してください。






