- トイレの止水栓から水漏れする原因は、「パッキンの劣化」「ナットの緩み」「本体の破損」「給水管の接続部不良」の4つ
- 水漏れを発見したら、「止水栓を閉める」→「元栓を閉める」→「ダクトテープで補修」の3ステップで対応
- 自分で修理が難しい場合は、料金体系が明確な修理業者に依頼する
「トイレの水栓から水が漏れている」「床が濡れてしまって困っている…」とお悩みではありませんか?止水栓は水道管とトイレをつなぐ重要な部品です。パッキンの劣化やナットの緩みが原因で水漏れすることが多く、放置すると床材の腐食や階下への浸水といった深刻な被害につながります。
本記事では、トイレの止水栓から水漏れする4つの原因と、すぐにできる応急処置の方法を詳しく解説します。修理業者に依頼した際の料金相場についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
トイレの止水栓から水漏れする4つの原因

トイレの止水栓から水が漏れる原因は主に以下の4つです。
- 原因①:パッキンの劣化
- 原因②:ナットの緩み
- 原因③:止水栓本体の劣化・破損
- 原因④:給水管の接続部不良
水漏れする原因を正しく理解することで、適切な対処方法を選ぶことができます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因①:パッキンの劣化
止水栓から水漏れする最も多い原因が、止水栓内部の「パッキン」の劣化です。
パッキンは隙間を埋めて水漏れを防ぐゴム製の部品で、「コマパッキン」と「三角パッキン」の2種類があります。止水栓のパッキンが劣化すると、触った際に手が黒くなったり、硬化してひび割れが見られたりします。
パッキンの寿命は約10年とされており、この期間を過ぎると水漏れのリスクが高まるのです。ウォシュレット付きトイレの場合、「分岐水栓」のパッキンも劣化しやすいため、止水栓だけでなく分岐部分も確認が必要です。止水栓のパッキンの劣化は避けられないので、定期的な点検で早期発見しましょう。
原因②:ナットの緩み

「ナット」の緩みも止水栓から水漏れする代表的な原因です。
ナットは給水管と止水栓を固定する金具で、この部分が緩むと隙間から水が漏れ出します。ナットが緩む原因としては、日常的な振動や経年変化、温度変化による金属の収縮などが挙げられます。
トイレの止水栓を閉めたら水漏れが止まる場合、ナットの緩みが原因である可能性が高いでしょう。「モンキーレンチ」でナットを締め直すことで改善することもあります。ただし、過度に締めすぎるとパッキンを痛めたり、ナット自体が破損したりするため、適度な力加減が重要です。
原因③:止水栓本体の劣化・破損

止水栓本体が劣化・破損しているケースもあります。
止水栓は金属製ですが、経年劣化や衝撃によってヒビが入ることがあります。特に設置から15年以上経過している止水栓は、内部の部品も含めて全体的に劣化が進んでいる可能性があるでしょう。
止水栓本体が原因の場合、パッキン交換だけでは解決せず、全体交換が必要です。この場合は自分での修理は困難なため、専門業者への依頼が必須となります。本体からの水漏れを見分けるポイントは、パッキンやナットを交換しても水漏れが止まらないことです。
原因④:給水管の接続部不良

「給水管」と止水栓の接続部も、水漏れしやすい箇所です。
給水管とタンクの接続部にも水漏れリスクがあり、複数の箇所を確認する必要があります。「フレキ管」と呼ばれる蛇腹状の給水管を使用している場合、両端のパッキンが劣化しやすい傾向にあります。
トイレの給水管自体の経年劣化や破損も水漏れの原因となり、特に金属製の給水管は錆びや腐食が進行しやすいでしょう。給水管が破損している場合は管そのものの交換が必要です。接続部からの水漏れは、止水栓本体の問題と区別しにくいため、専門業者による診断が確実な対処法です。
トイレの止水栓から水が漏れているときの応急処置3ステップ

トイレの止水栓から水漏れを発見したら、まず応急処置で被害を最小限に抑えましょう。
落ち着いて、以下の3つのステップで対応してください。
- ステップ①:止水栓を閉める
- ステップ②:水道の元栓を閉める
- ステップ③:ダクトテープで補修する
応急処置の3ステップを解説していきます。
ステップ①:止水栓を閉める
トイレの止水栓から水が漏れている場合、応急処置の第一歩は、止水栓を閉めることです。止水栓には「マイナスタイプ」と「ハンドルタイプ」の2種類があります。
マイナスタイプの閉め方は、マイナスドライバーを溝に差し込んで右回り(時計回り)に回します。ハンドルタイプの閉め方は、手で時計回りに回すだけです。
なお、トイレの止水栓が回らない・固着している場合は、無理に回さないでください。無理な力を止水栓に加えると破損の原因となります。止水栓の位置は、便器の横や壁または床から出ている給水管の途中にあります。
ステップ②:水道の元栓を閉める
トイレの止水栓を閉めても水漏れが止まらない場合は、水道の元栓を閉めて水を完全に止めましょう。水道の元栓の場所は、戸建て住宅では地面の水道メーターボックス内、マンションでは玄関横のメーターボックス内にあることが多いです。
水道の元栓を閉める際は、時計回りに回してください。水道の元栓が何回転で閉まったかメモしておくと、後で元に戻す際に便利でしょう。注意点として、水道の元栓を閉めると家中の水が止まってしまうため、家族に事前に伝えておくと良いです。
ステップ③:ダクトテープで補修する
トイレの止水栓もしくは元栓を閉めて水を遮断したら、「ダクトテープ」で水漏れ箇所を補修しましょう。ダクトテープはホームセンターなどで購入でき、ガムテープより粘着力が強く、防水性もあるため止水栓からの水漏れの応急処置に適しています。使用する際は、水分をしっかり拭き取ってから巻きつけてください。
補修箇所が水に濡れたままテープを貼ると、粘着力が低下して効果が得られません。あくまで水漏れの応急処置なので、根本的な修理が必要です。ダクトテープによる補修は一時しのぎに過ぎず、できるだけ早く修理業者に依頼しましょう。
実際に起きたトイレの止水栓水漏れトラブルの体験談
実際にトイレの止水栓から水漏れを経験した方の体験談を紹介します。
- 体験談1:INAX止水栓のマイナス溝の弁から水が滲む
- 体験談2:止水栓のパッキンを交換したのにナットから水が漏れる
- 体験談3:トイレ内ネジ式水栓の止水栓から水が滲む
同じような状況の方は参考にしてください。
体験談1:INAX止水栓のマイナス溝の弁から水が滲む
「INAXトイレの止水栓からの水漏れ修理について教えてください。
内ネジ式の止水栓で、マイナス溝の弁?(プラスチック製)から水が漏れ、最も漏れの少ないネジ位置を見つけ、下にタオルを置いて何とかしのいでいま
す。
パッキンの取替え修理をしようと思い、マイナス溝の弁を左に回し外れる寸前?で硬くなり回らなくなってしまい何ともできません。何度か右一杯・左一杯と回してみましたがだめでした。
止水栓の不良なのか、私のやり方が悪いのか、何かコツがあるのでしょうか教えてください。
引用:Yahoo!知恵袋」
このケースでは、固着した部品を無理に回そうとしたことで、さらに状況が悪化しています。長年使用していない止水栓は固着しやすく、無理な力を加えると破損のリスクが高まります。このような場合は、潤滑剤を使用するか、修理業者への相談がおすすめです。
体験談2:止水栓のパッキンを交換したのにナットから水が漏れる
「パッキンを替えたのに、水漏れします。
トイレの止水柱のパッキンを交換しました。SANEIのPR10D-13を使用です。
でも、ナットの所から水漏れします。ナットにティッシュを当てると濡れて、水漏れがわかる程度です。そして、ナットを増し締めをしても、まだ濡れます。
何か解決法があれば、教えてください。よろしくお願いします。
引用:Yahoo!知恵袋」
パッキン交換後も水漏れが続く場合、パッキンの取り付け方に問題があるか、ナット自体が劣化している可能性があります。パッキンのサイズが合っていない、または取り付け時の向きが間違っているケースもあるでしょう。自分で何度試しても改善しない場合は、修理業者による診断が確実です。
体験談3:トイレ内ネジ式水栓の止水栓から水が滲む
「トイレ内ネジ式水栓の止水栓から
水が滲みます。パッキン交換が出来ますかそれとも交換が必要ですか? よろしくお願いします
引用:Yahoo!知恵袋」
水が滲む程度の軽度な水漏れであれば、まずはパッキン交換を試す価値があります。ただし、止水栓本体に劣化や損傷が見られる場合は、部品交換だけでは解決せず全体交換が必要になるでしょう。設置から10年以上経過している場合は、本体ごとの交換も検討するべきです。
トイレの止水栓が壊れる3つの理由
トイレの止水栓が壊れる原因を知っておくことで、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
ここではトイレの止水栓が破損する主な3つの理由を解説します。
- 理由①:経年劣化による部品の消耗
- 理由②:水圧や温度変化による負荷
- 理由③:物理的な衝撃や無理な操作
トイレの止水栓が壊れる理由を把握しておきましょう。
理由①:経年劣化による部品の消耗
止水栓が壊れる最も多い理由が、経年劣化による部品の消耗です。パッキンやナットといったゴム製・金属製の部品は、時間の経過とともに必ず劣化します。特にパッキンは約10年が寿命とされており、この期間を過ぎると硬化やひび割れが生じて水漏れリスクが高まるでしょう。
パッキンだけでなく金属部分も同様に、錆びや腐食が進行することで止水栓全体の性能が低下します。長期間使用した止水栓では、内部の摩耗も進んでおり、突然破損する可能性もあります。
予防策としては、10年を目安に定期的な点検を実施し、必要に応じて経年劣化した部品を交換しましょう。特にパッキンは比較的安価で交換できるため、早めの対応が効果的です。定期的なメンテナンスにより、突然の水漏れトラブルを未然に防げるでしょう。
理由②:水圧や温度変化による負荷
水圧や温度変化による負荷も、止水栓が壊れる代表的な理由です。水圧が高い地域では、止水栓への負担が常に大きくなり、部品の劣化速度が早まります。高水圧は接続部に強い力をかけ続けるため、ナットの緩みやパッキンの変形を引き起こしやすいです。
また、冬場の凍結と解凍の繰り返しは、部品に大きなダメージを与えます。水が凍ると体積が膨張するため、止水栓内部で強い圧力が発生し、ヒビや破損の原因となります。
予防策としては、水圧が高すぎる場合は減圧弁の設置を検討してください。寒冷地では、保温材を巻き付けたり、凍結防止ヒーターを使用したりする対策が有効です。特に冬季前の対策実施により、凍結による破損を防げる可能性が高くなります。
理由③:物理的な衝撃や無理な操作
物理的な衝撃や無理な操作も、止水栓が壊れる原因です。トイレ掃除中に掃除道具や洗剤ボトルをぶつけてしまい、止水栓にヒビが入るケースは意外と多いです。また、長年使用していない止水栓は固着していることがあり、無理に回そうとすると破損します。
固着した止水栓に強い力を加えると、ハンドル部分が折れたり、内部の部品が壊れたりするでしょう。特に古い止水栓ほど脆くなっているため、慎重な取り扱いが必要です。
予防策としては、止水栓周辺の掃除を行う際は慎重に作業してください。固着している場合は、潤滑剤(シリコンスプレーなど)を吹きかけて浸透させてから操作しましょう。それでも回らない場合は、無理な力を加えず専門業者への相談がおすすめです。
トイレの止水栓から水が漏れたときの修理費用
自分で修理できない場合や、確実に直したい場合は修理業者に依頼しましょう。
修理費用の料金目安は以下の通りです。
| 修理内容 | 料金相場 |
|---|---|
| パッキン交換のみ | 8,800円~ |
| 止水栓本体の交換 | 12,100円~ |
| 給水管交換を含む場合 | 16,500円~ |
※2025年11月時点での料金相場です。
修理業者を選ぶ際の注意事項としては、まず見積もり無料の業者を選ぶことです。追加料金の有無を必ず確認し、後から高額請求されないよう注意してください。
水道屋メンテプロでは、修理前にお見積もりをお伝えするので、後から高額請求することはありません。止水栓からの水漏れの修理実績も豊富なので、安心してお任せいただけます。
トイレの止水栓から水漏れしていて困っている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
トイレの止水栓から水漏れを発見したら早期に対処しよう
トイレの止水栓から水漏れが発生する原因は、パッキンの劣化やナットの緩み、止水栓本体の破損、給水管の劣化などがあります。水漏れを発見したら、まず水漏れ箇所を特定し、元栓を閉めて被害を最小限に抑えましょう。
応急処置として、止水栓を閉める、ダクトテープで補修するなどの方法があります。自分で修理できない場合や、確実に直したい場合は、水道局指定工事店に依頼することがおすすめです。放置すると床材の腐食や階下への浸水といった深刻な被害につながるため、早期の対処が重要です。









